熱が冷めたときに残るもの
2024年2月29日(木)朝の6:00になりました。
人々の偏見とは違う意見を、冷静に表現できる人はごくわずかです。
どうも、高倉大希です。
覚悟なんて、あてにならない。
昔からずっと、こう思っています。
たしかに、逆行できないものごとには覚悟が有効なのかもしれません。
バンジージャンプは、飛ぶ覚悟を決めてしまえばあとは落ちるのみです。
一方で、継続性を必要とするものごとには覚悟があまり役立ちません。
どれだけ覚悟を決めたところで、時間が経てば十分に変わりうるからです。
だからこそ、熱が冷めたときに残っているものを大切にしなければなりません。
熱されている状態では、冷静にものごとを判断することができないのです。
どれだけ覚悟を示されても、なんの説得力もありません。
あくまでも一時的な感情であるということが、はじめからわかっているからです。
どうにも覚悟というものが、過大評価されているような気がします。
くり返しになりますが本当に大切なのは、冷めたときに何が残っているかです。
冷めるまでには、時間がかかります。
時間がかかるからこそ、じっくりと味が染み込みます。
SNSの投稿の多くは、この時間を待つことができていない典型例です。
熱が生まれたら、冷める時間を待たずして投稿してしまいます。
我慢して反芻することを、すっかりないがしろにしてしまうのです。
そのままだとあまりにも熱すぎて、大やけどしてしまいます。
なんでもかんでも、すぐに出せばよいわけではありません。
静かに黙って、待つ時間も大切です。
熱は、必ず冷めます。
熱があるものを、信用しすぎてはなりません。
だからこそ、我慢して反芻します。
カレーがおいしいのは、二日目以降です。
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