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多忙は怠惰の隠れ蓑


2023年12月11日(月)朝の6:00になりました。

忙しい蜂は、悲しむ余裕をもたない。

どうも、高倉大希です。




できるだけ忙しくなさそうにしようと、いつも心がけています。

なぜなら、忙しそうな人には声をかけづらいからです。


忙しそうだから、やめておこう。

こう思われてしまうと、人との出会いがなくなります。


社内の人間なら、なおさらです。

コミュニケーションに、変な遠慮が発生してしまいます。


忙しい忙しいって言う人いるじゃない。きっと頑張っているわねって褒めてほしいのよ。だからこう言ってあげたほうがいいわ。時間の使い方が下手ねって。

トーベ・ヤンソン『ムーミン』リトルミイの台詞より


わたしたちは容易に、根性論に逃げてしまいます。

忙しそうにがんばる自分に、酔っ払ってしまうわけです。


根性論が前提にあると「とりあえずがんばろう」になりがちです。

効率も考えずに、突っ走ってしまいます。


なによりもまずいのは、再現性が低いということです。

仮に自分がうまくいったとしても、そのやり方を後輩に伝えることができません。


フラフラになるまで仕事をしても、自己満足にすぎない。成長は意味あるアウトプットをきっちりと出すことからしか得られないからだ。バリューある仕事をし続け、その質を保てるのであれば「仕事に手を抜く」こともまったく問題ではない。人に聞けば済むことはそうすればよいし、今よりも簡単な方法でできるのであれば、そうするべきだ。

安宅和人、糸井重里「『イシューからはじめよ』のまわりで考える」より


忙しいと言う多くの人は、それをどうしようもないことだと思っています。

自分以外の誰かのせいで、忙しくなっているのだと思い込んでいるのです。


やった方がよいことなんて、いくらでもあって当然です。

やった方がよいことの中に、注力すべきこととそうでないことがあるはずです。


多忙は怠惰の隠れ蓑とは、ほんとうによく言ったものだなと思います。

誰かのせいにしておけば、考えずに済むから楽なのです。


尊敬するイギリス人の先輩から教わった「慢性的な残業は無能力の証であり、悪徳である」という言葉がいつも心のなかにあったゆえではないかと思う。

新将命(2009)「経営の教科書」ダイヤモンド社


ここ最近は、まったく忙しくありません。

忙しいと言うことを、やめたからです。


そもそも忙しかったら、文章なんて書いていません。

毎朝投稿なんて、ひまな人がすることです。


ご用がありましたら、お気軽にご連絡ください。

毎朝6:00に、ここにいます。






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高倉大希
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