NFTのバブル崩壊が指摘される一方、ディズニーやインスタグラムなどの大企業が続々とNFT市場に参入しているのも見逃せません。
スニーカーや日本酒などの実物と紐づいたNFTなど、様々な業界でNFTの開発が進んでいます。
ブロックチェーン
→偽造や改ざんが非常に難しい仕組み。ビットコインなどの仮想通貨に用いられる
NFTアート
→NFTの仕組みを用いたデジタルアート。資産価値がつき、高値で取引されるようになったNFTゲーム
→NFTを活用したゲーム。遊んで稼げる「Play to Earn」のシステムが実装されている
投機的な理由で価格が上がっている
NFTは投機目的で購入されるケースが多く、2021年には数千万~億単位で取引されるNFTも多数登場しました。
単なる石のイラストに317ETH(当時レートで約1.1億円)の価値が付いた時期もあり、「NFTは投機色が強いだけ」という意見も見られます。
偽造ができないデジタルデータ
NFTには代替不可能(替えが効かない)という性質があります。
例えば、NFTアートの画像にコピーガードの機能はありませんが、NFTアートに割り振られた固有のアドレスはコピーや改ざんができません。
NFTの情報や移動の記録はブロックチェーン上に残るため、偽造は困難です。
相互運用性を備えている
NFTには、複数のプラットフォームをまたいで利用できる「相互運用性」が備わっています。
共通規格で発行されたNFTであれば、別のコンテンツでも利用可能です。
クリエイターに利益が還元される
NFTは転売(二次流通)時に、作者への報酬が入る仕組みを設計できます。
取引額の数%が作者に還元されるため、クリエイターの長期的な利益につながります。
保有すると対価を得られるNFTがある
NFTの中には、保有することで対価を得られるNFTが数多く存在します。
NFTの保有で得られるメリット(一例)
NFTに紐づいた商品をもらう
→ブランド品・お酒・ホテル会員権など、様々な商品・サービスが登場しているコミュニティに参加できる
→プロジェクトの運営者や他のファンとつながり情報収集できる。イベントの参加権が得られるエアドロップが受け取れる
→保有者限定のNFTや、別プロジェクトのトークンがもらえる
大企業が次々に参入している
NFT業界には世界中の大企業が参入を進めています。
NFT市場に参入した企業
ディズニー
→NFT・メタバース関連の求人を募集インスタグラム
→NFTを投稿できる機能を開発Tiffany & Co.(ティファニー)
→CryptoPunksホルダー向けの特典付きNFTを販売ソニー
→プレイステーションでNFTを実装へスクウェア・エニックス
→NFTデジタルシールをリリース
NFTに関する法規制が進むことで、投機的な売買がLINE NFTある程度落ち着く可能性も考えられています。
今後もNFTは高騰・暴落するかもしれないけど、NFT技術自体は発展が見込まれている