ビックリマークの有無。
人とLINEした時
「わかった」
と返事されることがあります。
特に何の変哲もない普通の返事です。
ただ僕はこの文章に2%ほど「まさか怒っていらっしゃる…?」と心配になる時があります。
点滅保留でも当たることはあります。
いやどこが?と思う方。
この「わかった」にはですね、
「!」←ビックリマークが無いのですねッ!!!!!
裏ではクールな人ほどこの傾向強いです。
後から「あの文って怒ってたわけないよね?」と直接伝えると今のところ100%「あの瞬間なんっっっっっっにも考えてないわ笑」と笑われます。
まあそうなんです、そうなんですよ!
ですが、万が一、億が一と思ってしまうわけです。
先輩芸人とかでこのパターン非常にドキドキしちゃいます。なぜなら板の上、飲み会の時は皆ワイキャイされる芸人なので文面だけクールな人がめちゃくちゃいてびっくりします。
さらには可愛がってる後輩で社交的で陽キャなサンタモニカのマイム。
こいつのLINEはこのパターンです。
おれらがバトルでウケたの許せないとかじゃないよね?って2%だけ思います。
あと先輩への
「飲み会楽しかったです!ご馳走様でした!!!また行かせてください!」に対しての
「あいよ」もたまに「…ッッ!」となります。
ありえないと思うんですけど、僕の送った文章のどこかに地雷があって「こいつごちゃごちゃめんどくせぇな…→“あいよ”」に至ったのか…?そんなわけないよね!?とか思っちゃいます!まあ絶対そんなことないんですけど。ただクールなだけなんですよね。
もうこれはねどう考えても僕が「めんどくさい人」なんです。男なのに。ですが昔からこれはずっとソワソワしちゃうんです。
そして元来心配性だからというのもあると思うのですが、そもそも僕「ビックリマーク」という記号がめっちゃ好きなんですよね。
だって「!」←これひとつで文章を急激にポジティブな意味合いにするこいつの存在って素敵で奇跡すぎません?
お礼の「ありがと」の単語が「!」ひとつ添えて、「ありがと!」になるともうほら!文章主がニコニコしてるのがビンビンに伝わります。
あと、これも好きです→「…!」
「!」←これ一個ほどの強い感情を示したくはないけど静かに興奮してる様子が1発で表現できます。
ネガティブな感情以外すなわち喜怒楽は全てビックリマークの量で表現できるこの記号はとても便利で愛おしいです。
そして何より僕が幼少期から読んできたワンピース。あの名セリフ。
ルフィ「“海賊王”に!!!! おれはなるっ!!!!」
一文にビックリマーク8個も使われてます。
これ小さい頃から読んでたらいつの間にかインスパイアされてました。ルフィ元気すぎる。
ビックリマークじゃ足らず、「っ」も使ってますもん。
ワンピースのこういうところ大好きです。確実に影響受けてます。
そんなビックリマークは使い手側も多少気を使う場面があります。
例えばビックリマークを使う先攻後攻みたいな場面ってありますよね。
社員さんとのやり取りでも、そこまで堅っ苦しい内容じゃないけどオファーさせて頂く側とされる側という仕事の関係性上文末は基本「。」で締めます。
しかし急にどちらかがしびれ切らして「!」使ったら
「あ、そうだよね!!それぐらい軽やかなコミュ取りたいよね!」
とすぐビックリマークコミュニケーションを始めます。
どっちがビックリマークを先に使うかを牽制し合うのはちょっと気使います。
また、目上の人とLINEする時、普段の関係性的にはややフランクなのにいざ仕事の連絡の時は向こうがビックリマークだけれど、こっちが油断して使って「狩野はまだ使うほどの関係性にはいないだろ」とか思われたらどうしよとびびって使えない時も多々あります。
それで「。」を使った場合、普段の僕の話し方と芸風から「そんなクールでどした?」と思われるのもイヤで、その時は「これは大人としての仕事の文章なんだ。」と腹を括って「。」で文を締めて送信しています。
何度も言いますが僕は「めんどい人」なんです。
受け手としては「何にも考えてねーよ。」です。
もうめんどいと思われるのもイヤなので深刻な内容でなければビックリマークの使用は文部科学省が一律オッケーを出してもらえないでしょうか?
内閣が決めて頂ければ僕も自信持って使えます。
最後にお世話になってる先輩の中でも元気印満点のコットンきょんさん、EXIT兼近さん、ブラゴーリ塚田さんのLINEの文面はビックリマークがしっかり使われてて最高にホッとするのでお見せします。
ちなみに例外はしんや。
かなり前にバトルの順位が別の仕事ですぐ出ちゃってわからないから送ってくれと言ったらこの返事。