J2
自己紹介
江川慶城(げんき)
2000年4月2日 22歳
写真は左です。
所属歴
2019 京都サンガF.C.→ロンドリーナEC(ブラジル)
2020 京都サンガF.C.
2021〜現在 いわきFC
今年で5年目になるサッカー選手生活の
原点でもあり、再び戻ってくることができた
J2の舞台。
今の自分の思いなどを
noteに書かせてもらいました。
長い文章になりますが
最後まで読んでいただけると嬉しいです!!
契約満了
2020年11月29日
お疲れ様です。
明日9:40にクラブハウスに来て下さい。
よろしくお願いします。
当時京都サンガに所属していた自分に
強化部の方からメールが届きました。
2020年11月30日
9:40から始まった面談は
10分程度で終わったと思います。
渡された紙に0円提示。
そっからの記憶はうっすらとしか覚えてないので
かけられた言葉も少しばかりしか思い出せません。
部屋を出て車に乗った瞬間、
知らず知らずのうちに涙が流れてました。
感情は豊かな方なので
結構涙を流すことは今までありましたが、
本当にこの時は今までにない感覚で
勝手に涙が出てきて止まる気配がしませんでした。
少し落ち着いてから、親に電話して
「あかんかったわ。
また今後どうするかは少し考えるわ。」
と伝えてすぐ電話を切ったと思います。
そして寮に帰り自分なりに整理しました。
え、もうサッカーできひんのかな。
クビってことやもんな。
しかし、色々考えていくうちに
『サッカーを続けたい』
その気持ちが心の中に強くあることに
気づきました。
さてどうしよう。
大学に通って部活に入る?(当時立命館大学を休学中)
他のチームを探す?
よし。とりあえずトライアウトを受けよう。
『プロサッカー選手として試合に出たい。』
『沢山の声援を受けて
沢山の人の前でプレーしたい。』
サポーター出身の自分としては
これが1番大きかったです。
いわきFCとの出会い
まぁでもそう簡単には決まらない。
そりやぁ1試合もプロで出てない自分に
声かけてくれるチームなんてそうそうないか。
と思っていたある日、
いわきFCから誘いがあるかもという連絡が
自分の元に入りました。
そしてすぐに当時チームリーダーを務めていた
平松さんから連絡をいただきました。
「年齢もまだまだ若いし、
JFLでカテゴリーは2つ下がるけど
絶対に成長できると思ってる。
バックラインで試合の流れを変えられる選手は
そうそういない。うちに来て欲しい」
こんな僕を評価してくれる人がいるのか。
「自分はコロナの影響で
練習試合もほとんどしてない。
自分が今プロの世界で
どの立ち位置にいるのかもわからない。
だからこそトライアウトを受けたい。
その中で評価をもらいたい。」
そう平松さんに伝えると快く了承してくれ、
トライアウトを受けさせてもらったのちに、
いわきFCと契約させてもらうことができました。
いわきに入ってから本当にあっという間で、
毎日自分の成長に向かって突き進む選手たち。
それを後押ししてくれるコーチングスタッフ、
フロントスタッフ、パートナーの皆様
暖かく迎え入れてくださる飲食店の方々。
沢山のサポーターの皆さん。
沢山の方々の支えのおかげで、2年連続で優勝、昇格という素晴らしい経験することができました。
ブラジル、京都サンガ、いわきFC
各シーズンの振り返りについては
また後日noteに書き記していきたいと思います!!
待ちに待った瞬間
11月6日 vs鹿児島ユナイテッド
3-0 勝利
優勝、昇格争いをしていたチームが敗戦したため
いわきFCのJ3優勝、J2昇格が決まりました。
素直に嬉しかったし、
最高のメンバーと最高のサポーターと
喜びを分かち合えたことは本当に忘れられません。
そしてシーズンが終了し
契約更新の面談の日
来年もいわきFCでプレーできることに
決まりました。
自分の手で初めて掴み取った契約更新。
素直に嬉しかったです。
ただ、
『今まで以上にもっと厳しい競争になる。
それを勝ち抜いて試合に出てやる。』
その気持ちをこの時強く持ちました。
それと同時に、、、
あ、俺やっと戻って来れたんだ。
2年前1試合も出れずに
満了になったあのカテゴリーに。
チームは違えど同じステージに帰ってきたんだ。
契約満了になったあのときも
自分の心の中にずっとあった
『サッカーを続けたい』
その気持ちを持ち続け
自分を信じてやってきてよかったな。
そう強く思いました。
J2
やっとスタートラインに
立つことができたに過ぎません。
こっからチーム内での激しい競争を勝ち抜き
試合に出る。
そして、
チームの勝利に貢献する。
自分がチームを勝たせる。
それができてやっと、あの時の自分に
「自分の気持ちに嘘つかずに、自分を信じて
やって来れてよかった」
って伝えられると思います。
もう2度と満了を伝えられた時のように
無力な涙を流したくない。
自分自身の成長した姿を
沢山の人に見てもらいたい。
沢山の人に応援してもらう中でプレーしたい。
それを掴めるかどうかは自分次第。
自分の成長に目を向けて今年も全力で魂込めて
1日1日を過ごして行きます!!
まとまった文章を書いたこともなく、
最後の締めがなかなかわからず
長々となってしまいましたが、
何が言いたいかと言いますと、、、
個人としてもチームとしてもJ2の舞台が厳しい
戦いになるのは百も承知です。
ですが、今のこの最高のチームメイトとなら、
少なからず色々な経験をした自分なら
必ず戦える。
絶対に成功する。
そう強く思います。
今年もいわきFCを、
そして江川慶城を応援よろしくお願いします!!