United States Presidential Election 2024
2024年11月5日（火）（日本時間6日）、アメリカにて、
大統領選挙・上院議員選挙（改選組）・下院議員選挙・州知事選挙が行われた。
なお、アメリカ大統領選挙は「11月の第1月曜日の次の火曜日」と法律で定められている。
■大統領選挙［President］
◎激戦州（Swing State）以外
激戦州以外は、以下のような事前予測で殆ど決まっていたが、
ココは事前予測とピッタリ同じとなり、番狂わせは無かった。
※MaineとNebraskaは勝者総取りではないため、獲得予測数を分けて記す。
🟦Harris（Democratic）……226 （＝222＋3＋1）
・New Hampshire（NH）……4
・Vermont（VT）……3
・Massachusetts（MA）……11
・Connecticut（CT）……7
・Rhode Island（RI）……4
・New Jersey（NJ）……14
・New York（NY）……28
・Delaware（DE）……3
・District of Columbia DC（DC）……3
・Maryland（MD）……10
・Virginia（VA）……13
・Illinois（IL）……19
・Minnesota（MN）……10
・Colorado（CO）……10
・New Mexico（NM）……5
・Washington（WA）……12
・Oregon（OR）……8
・California（CA）……54
・Hawaii（HI）……4
・Maine（ME）……3 全体（2）＋選挙区①（1）
・Nebraska（NE）……1 選挙区②（1）
🟥Trump（Republican）……219 （＝214＋1＋4）
・West Virginia（WV）……4
・South Carolina（SC）……9
・Florida（FL）……30
・Kentucky（KY）……8
・Tennessee（TN）……11
・Alabama（AL）……9
・Mississippi（MS）……6
・Arkansas（AR）……6
・Louisiana（LA）……8
・Oklahoma（OK）……7
・Texas（TX）……40
・Ohio（OH）……17
・Indiana（IN）……11
・Iowa（IA）……6
・Missouri（MO）……10
・North Dakota（ND）……3
・South Dakota（SD）……3
・Kansas（KS）……6
・Montana（MT）……4
・Wyoming（WY）……3
・Idaho（ID）……4
・Utah（UT）……6
・Alaska（AK）……3
・Maine（ME）……1 選挙区②（1）
・Nebraska（NE）……4 全体（2）＋選挙区①（1）＋選挙区③（1）
◎激戦州（Swing State）
激戦州が、毎回のように熱戦・烈戦・超激戦となっている。
ここは毎回激戦。この七つの激戦州（計93）がどうなるかで決まる。
他の州よりも遥かに厳しい厳しい激戦州だったが、そのうちの五つをトランプが制した。残り二つもおそらくトランプが制する事でしょう。
△Rust Belt
🟥Pennsylvania……19（Trump）
🟥Michigan……15（Trump）
🟥Wisconsin……10（Trump）
△Sun Belt
🟥North Carolina……16（Trump）
🟥Georgia……16（Trump）
・Arizona……11
・Nevada……6
ゆえに、選挙人の見込み人数は、
🟦Harris……226＋激戦0＝226人
🟥Trump……219＋激戦93＝312人
おめでとうトランプ！
■上院議員選挙［Senate］
定数は100議席。半数は50議席。過半数は51議席。
任期は6年で、2年毎の選挙で3分の1改選となる。
※日本の「参議院議員通常選挙」は、3年毎の選挙で2分の1改選。
🟦民主党……計45議席＋α
・非改選……28議席
・改選………17議席＋α
🟥共和党……計53議席＋β
・非改選……38議席
・改選………15議席＋β
共和党の過半数獲得が決定！
残り2議席。
■下院議員選挙［House］
定数は435議席。過半数は218議席。
任期は2年で、2年毎の選挙で全改選となる。
※日本の「衆議院」とは違い、解散は無い。
🟦民主党
・改選………199議席＋α
🟥共和党
・改選………211議席＋β
共和党が優勢ではあるものの、まだまだわからない。
残り25議席。
■州知事選挙［Governor］
🟦民主党……計23州
・非改選……20州
・改選………3州
🟥共和党……計27州
・非改選……19州
・改選………8州
共和党の州知事が多数を占めた。
これで確定。
■総評
大統領選挙は、毎回のように51：49の戦いになり、非常に緊張感があるものだが、
今回は、思いのほかトランプであっさりと決まった感じがする。
なんとかジャンプみたいな事も無かったようだ。
ハリス陣営やマスコミは、すっかりお通夜状態だｗ
今のところ、大統領選挙・上院議員選挙・州知事選挙は、共和党の勝利となった。
下院議員選挙のみ確定していないが、もし下院議員選挙まで共和党が勝つと、トリプルレッドとなる。
何とか220議席を取ってもらいたいところです。
それにしても、アメリカの選挙というのは、物凄く派手というかお祭りというか、とにかくカネのかけ方が桁違いである。
どこかの国のどこかの党の総裁選挙みたいにカネをかけない選挙とは全く違う。
これぞ資本主義を体現した選挙であった。
7月には暗殺未遂があったけど、アメリカ大統領に選出されて良かったな、トランプ。
安倍総理もきっと見守ってくれていたことでしょう。
■米国の大統領・議会の政党組み合わせと株価リターン
「過去の米国の大統領・議会の政党組み合わせと株価リターン」を分析した記事がある。
🟦民主党の大統領🟦
🟦🟦両院とも民主党……9.0％
🟦🟥ねじれ議会……15.7％
🟥🟥両院とも共和党……13.0％
🟥共和党の大統領🟥
🟥🟥両院とも共和党……12.9％
🟥🟦ねじれ議会……9.6％
🟦🟦両院とも民主党……4.9％
共和党の大統領（トランプ）で、
（1）両院とも共和党が多数を取る。（トリプルレッド）
⇒株価リターンは12.9％になる。
（2）ねじれ議会になる。（下院を民主党が多数を取る）
⇒株価リターンは9.6％になる。
過去の統計を考慮すれば、このようになるとの事だが、果たして…。
■今後の日程と注意点
アメリカ大統領選挙は、無事に行われたと言ってよいが、
選挙の結果に伴う相場変動には注意が必要だ。
選挙の結果やFRB金融政策の方向性次第で、株式や為替の相場が大きく変動する可能性がある。
◎2024年11月5日（火）
（11月第1月曜日の次の火曜日）
⇒一般有権者による投開票。
◎2024年11月7日（木）
⇒FOMC政策金利の発表。
4.50～4.75％への利下げを発表した。
予想通り、11月に0.25％の利下げをしてきた。
◎2024年12月16日（月）
（12月第2水曜日の次の月曜日）
⇒各州の選挙人による投票。
◎2025年1月6日（月）
⇒大統領および副大統領当選者が正式決定！
（合衆国法典第3編第15条）
◎2025年1月20日（月）
⇒大統領就任式（憲法修正第20条）
↑上記の日時は全て現地時間。
※参考サイト
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