2か月で合格!英検準1級勉強法について③英作文編
続いて、英作文編です。
使用した教材は以下の2点です。
①竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本
②2020年度版 英検準1級 過去6回全問題集
解説に移ります。
<①竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本>
この本は、基礎レベル~難関大レベルの英作文の力を身に着けたいときに最適かと思われます。大学受験をしていた際にもお世話になりました。
構成は、下記のようになっています。
・英作文でカギになるフレーズ
・用いるときの注意事項
・誤った解答例と解説・補足
・模範解答(複数あり)
間違えやすいポイントが一目瞭然であることに加え、回答例が複数掲載されていることが特にオススメできるポイントです。自分にとって一番使いやすい回答を覚えていけばいいので、負担が少なく感じられます。
頁数がかなり多いのですが、なんとか1週間で1周し、以降は口頭で解答できるかできないかをチェックするという使い方をしていました。基本的なインプットを本書で行うイメージです。
このようにいうと、次のような疑問が出てくると思います。
「書いて覚えないとスペルミスするのでは?」「条件英作文の対策本ではあるけど、自由英作文の対策はどうするの?」という種類のものですね。
最初の質問についていうと、書かないと覚えられないというのは誤りです。学校の宿題や講義方法が、とにかく紙に書かせるものなので、誤解を抱くままの人が多いのですが、圧倒的に非効率的です。
多くの人は大学受験を迎えたときに、単語が全然覚えられなくて苦労します。その際、学歴の高い教員や英語のできる同級生に勉強方法を相談すると、だいたい「見て覚える」ように促されます。
単語帳や英作文の参考書については、本を何周もして記憶に残すほうが明らかに効率的です。
このあたりはYoutTuberの方も解説しているので、参考にしてください。(「単語 書いて覚える」で検索すると複数出てきます)
自由英作文の対策はしないのかという点については、「特化した対策は行わない」というのが答えになります。過去問演習で十分です。
そもそも英検準1級レベルの自由英作文は、構成として「主張→理由→結論」が出せれば合格点がもらえるようです。あとはつづりの間違いがある場合や、冠詞が適切に使われていない場合は減点していくものと考えるのがよいでしょう。
問題集や過去問の英作文は完璧すぎて、あれを目標にするのはコスパが悪いといわれています。ちなみに私は、当初こちらの問題集をマスターしようと考えていましたが、2か月でマスターするには無理があると購入後3日で悟り、竹岡英作文に切り替えました。(奥様へ。無駄遣いしてごめんなさい)
大切なことは、自由英作文といえど1文1文正確に書かないと減点されるということです。それならば、条件英作文式の参考書をマスターすれば十分事足りると考えていました。
<②2020年度版 英検準1級 過去6回全問題集>
90分のなかで120字程度英作文に費やした場合、どれぐらいの時間配分をとるべきなのか、感覚をつかむために2時間の過去問演習のなかで取り組みました。
主張→理由①→理由②→結論 という構成の型を作り、そこにはめ込むように問題を解きました。2つのポイントとなるキーワードを用いるように指示されるので、それぞれ理由①・②で消化していく訓練をします。
そして、出題されないテーマを予測するために使っていましたね。
少なくとも直近の過去問題集で確認できた教育に関するテーマ(2019年度第2回)は、それ以前の5回にわたり出題されなかった題材なので、今回(2020年度第1回)も出題されることはないと考えていました。
英作文は配点が高い分野ですが、最低限の対策で賢く切り抜けたいですね。