人から嫌われたくない人間の何が問題か
おはようございます。
今日は、稲盛和夫の明日からすぐ役立つ15の言葉から、
人に嫌われたくない気持ちについてお話したいと思います。
▼「嫌われたくない」という利己心が、人をダメにする
部下をかばうから、部下が育たない。
この言葉は、当時の私にとって衝撃的でした。
「すべて私の責任です」
稲盛さんは、私の耳当たりのいい一言で、
私のつたない「上司論」を見抜いてしまったのでしょう。
おそらくは、
今の段階で私の考えを否定、修正しておかなければ、
自分の部下である「私」が育つこともない、
と判断されたのかもしれません。
「自分の部下が、
何かの誤解のようなもので窮地に立たされているのなら、
上司としては、かばってあげるのが当然だ。
しかし、自分の部下がミスをしたのなら、
上司としては、厳しく注意しなくてはならない。
なぜ部下を厳しく注意しないんだ?」
「お前は人から嫌われたくないから、
部下を厳しく注意することもできないんだ」
稲盛さんのこの言葉も、図星だったように思います。
たとえば、私が「すべて私の責任です」という言葉を口にする。
そのとき私の中に、稲盛さんから、
「大田、お前も、なかなかいい上司になったな」
と褒めてもらえるかもしれない、
という利己心がなかったとは言い切れません。
稲盛さんの言葉で、
私は自分の利己心を目の前に付き出された思いがしたものです。
「人から嫌われたくない人間では、
部下を育てることも、強い組織を作ることもできない」
自分のこれまでの「上司論」の至らなさ、未熟さに気づかされました。
それでは、また。
♯稲森和夫 ♯明日からすぐ役立つ15の言葉
♯嫌われたくない ♯かばう ♯私の責任です
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