見出し画像

ゆるい職場の時代あなたはどうする?

こんにちは。

今日は、古屋星斗著書、
なぜ「若手を育てる」のは今、こんなに難しいのかから、
若い人がわからない原因のひとつを、お話したいと思います。

▼ 会社に不満はないけど不安がある

若手社員たちが自らのいま置かれた状況をどう認識しているのか。

まず筆者は若者のなかに顕在化しつつある
「自分は別の会社や部署で通用しなくなるのでは」
「学生時代の友人・知人と比べて、差が広がっているように感じてしまう」といった、
職業生活に関する
「このままでは…」
という感情のことを、
キャリア不安」と呼んでいる。


OJTの機会は減り、「ながら」や「放置型」に

働き方改革以降の管理職層の多忙さは指摘されているとおり、
もはや職場の中で育成を行うような余裕はないのかもしれない。

新入社員期は多くの若者にとって学生から社会人への移行期、
また職業生活の最初期の段階にあり、
組織適応に加え基本的な職業能力を付与する必要のある時期である。

こうした時期の育成機会が2015年以降減少する状況が、起きているのだ。

現在の若手に顕在化しつつある状況を整理すれば、
若手は、仕事における負荷が低下
(労働時間が減少、有給休暇取得率が向上、上司からはよく褒められる…)するなど相対的に労働環境が好転しており
会社のことが好きになってきているが、
他方でキャリアにおける不安に直面しているということだ。

こういった状況を筆者は、
ひと言で、会社に不満はないけど、不安がある
と表現する。


若手社会人を読み解く手がかり

不安、焦り

若手のほとんどは多かれ少なかれ不安や焦りを感じている。

ただその不安や焦りが「モヤモヤしたもの」なのか、
それとも「具体的なものなのか」という点で相違がある。

前者では、周りが成長している、SNSで転職し成功した友人がいる、
そういった情報が様々な媒体から否応なく入ってくるなかで、
「自分は大丈夫なのか、大丈夫なはず…」
と思う心の揺らぎとも言える。

後者は、社内外で何か行動をしたうえで自分に足りないものが見えてきた、そういった
「このままでは自分は何者かになれない」
という不安や焦りである。

ただ、職場の上司がざっくり聞けば
「めちゃくちゃ満足しています!」とか
「不満は特にないです」
とかで流されてしまう。

上司や先輩に対する気持ち

上司に対して感謝の声やありがたさを語る一方で、
その上司のような姿を目指したいかというと
ほとんどNOなのは共通点と言えるかもしれない。

「上司はありがたいが、ああはなりたくない」、
そんな存在がいまの若手の上司観である。

ただ、その前提で上司や先輩とどう接点を持つかに注目しよう。

「何を言ってもわかりあえない」という若手もいれば、
「あ、意外と…」という若手もいるのだ。

実際の声として出ていた
「あ、意外と上司も迷っているんだ」
といった気づきが起こっているとき、
また違う関係が形成されつつあると感じる。

新人時代、若手時代の職場環境が違い過ぎるのだから、
それは上司側の問題でも若手側の問題でもなく、
単なる過ごしてきた環境の違いが、
わかりあえなさを生んだに過ぎない


私自身、
Z世代などと若手を世代で区別し、
扱いづらいと諦めていた気がします。

こんなことを言ったらハラスメント?

みたいな雰囲気が職場に流れ、
私たちは遠慮の日々だったのかもしれません。

しかし、今回このお話を読んでみて、
若手は不安でどうしたらいいのかわからないことを知りました。

さらに若手を育成する時間も十分に取れない状況では、
不安が絶望へと変わることは想像がつきます。

腫れ物に触るような対応は止め、
社会人として一人前に育てるための本気度を見せることが、
上司として大切なんだと感じました。


それでは、また。

♯古屋星斗 ♯なぜ「若手を育てる」のは今、こんなに難しいのか
♯ゆるい職場 ♯不安 ♯キャリア不安


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?