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STEPNトークンエコノミクス考察〜今後のGSTとGMTの動きとゲームパラメーターについて

こんにちは、Imosukeです。少しディープなSTEPNのトークンエコノミクスについての考察を記したいと思います。

現在世界で大流行中のSTEPNについて、2022年4月現在GSTが高騰し、またGMTも価格が上昇しつつある状況です。現在では600円/GSTを超えており、Level 19のコモンシューズでも一日で15,000円くらい稼げる状況ですね。

アプデ内容としてはよりGMTを使うようになったという内容なので、今後さらなるGMT消費が期待されるでしょう。おそらくGST→GMTへの流れがより多くなっていき、GMT価格自体も上がっていくことが予想されます。ここまでは一般論です。


【運営の目的】
ここからはトークンエコノミクスを成立させる上でのSTEPN運営側の意図を運営目線で探っていきたいと思います。(いちGameFi事業者として事業者目線で)

運営の目的は、トークンの”非合理課金”要素をより多くしてユーザーのトークンを消費させることです。非合理課金要素とは、レベル上げやMint、謎箱、パリチャレなど一見合理的に見えて実は合理的ではないチャレンジのことです。この要素をいかに多くし、いかにGSTとGMTを消費させるかを運営は考えております。

source@ro_mi

【非合理課金要素】
一見合理的に見えるレベル上げやMint、謎箱などは、実は非合理課金要素です。例えばゲーム内のパラメーターでGMTやConfortが最もお金稼ぎが出来るシステムへと推移させた場合、靴の価値も変わり、かつプレイヤー方針も変わるでしょう。

また、現在はActivation codeが待ちの状態になっていますが、今後より大勢の人々が参入しMintを繰り返した場合、おそらく靴の供給が過多になる時期が到来し、今まで投資した何十足もの靴の価値が暴落することもあるでしょう。それまでに費やしたレベルアップやMint、謎箱など、無駄になるようなこともあるでしょう。

そういった合理課金に見せかけた非合理課金要素を多くして、プレイヤーから集めたFiat(現金)でゲーム運営を行うというのがGameFiの実態なのです。

【運営の方針】
ただし運営としても、そういった崩落は避けたいところ。アクシーの悲劇を再発させるようなことは絶対に避けたいはず。急激な経済への介入は行わず、徐々にその非合理課金を行わせるのがミソです。現在GSTが高騰している理由はBurnしているにほかならず、実はBurnしつつGMTの価格をあげようという試みを運営側は抱いているでしょう。今後もしばらくはGSTは上がり続ける減少が続くでしょう。

【運営の今後の施策考察】
GMTがGSTを追い越したタイミングで、ユーザーの意識はGMTへと向かい、おそらく本格的にGMT寄りのパラメーター改変が施行されます。そうすることでユーザーの熱量を削ぐことなくGMTシフトを行い、その後GST需要は低下し価格も下落していくでしょう。

ここでコンフォートへのパラメーターシフトが徐々に発生します。そしてこのシフトでも非合理課金が生まれます。その変遷でEf特化靴の需要は崩れていきます。

Ef特化靴の価格が低くなるため、そのまま所有するか、それでも売るか、という選択に迫られる時が来るでしょう。そのまま所有というストーリーの先には、スカラシップ(レンタル)で誰かに貸すという未来でしょう。

オーナーは自分はGMTを稼ぎ、不要な靴は新規参入のスカラーにGSTを稼いでもらう、という構図。GSTを既存プレイヤーから新規スカラーへと流し、そこで新たな靴を購入して非合理課金を生む、というのが今後の流れになると考えられます。

【プレイヤー側のEXIT戦略】

直近の足元戦略は、GMTの価格は徐々に上がっていくことはほぼ確実なので、今の段階でGSTをGMTに変えておくなど対応をしておくことが吉。

将来戦略として、今後重宝されるEf特化型靴の需要は崩れるていくため、今の時期からメインシューズの売りのタイミングを強く意識して行動することがよいでしょう。

肌感覚的には、おそらくGMTがGSTを追い抜くタイミングの前か、運営がGST特化に変調したときのタイミングがベストだと思われます。そのタイミングまでに、CommonなどのConfort靴を温めておくのは投資対象としてはありだと思います。

少し悲観的な内容も多いですが、今後のSTEPNのさらなる発展に期待し今日もエナジーを消費します!

Imosuke


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