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国際交流×ルーツを知る×異文化理解

2025年1月29日に旧暦のお正月を迎え、ベトナム、中国、韓国など様々な地域でお正月が祝われました。

FIRAでは旧正月にちなんで、2025Fukuoka Lunar NEW YEARのお祝いを開催しました。

2025 Fukuoka Lunar NEW YEAR
日時:2025年1月25・26日
場所:吉塚市場 リトルアジアマーケット
主催:FIRA 福岡国際市民協会
共催:FLAC協議体・ビビムタ!・仏光会九州

天気にも恵まれ、二日間でおよそ2000人の方に参加して頂きました。
この行事を通して外国の文化や伝統のことを地域住民に知ってもらうだけでなく、大人も子どももたくさんの交流が生まれ、とても活気のあるイベントになりました。

継承語・継承文化を学ぶ

住民同士の交流はもちろんですが、FIRAが大切にしているのは、外国ルーツの子どもたちが継承語や継承文化を学んだり、体験したりすることです。
ベトナムルーツの子どもたちがベトナムの文化を、ネパールルーツの子どもたちがネパールの文化を学び紹介する、というだけではなく、日本の子も、中国の子も、韓国の子も、ルーツに関係なく興味があれば一緒に様々な文化を体験します。


友達と一緒に歌いたい

ベトナムの友達が歌うのを見ていて「ベトナム語だからわからない」といっていた別のルーツの子どもが、歌を聞いているうちになんとなく覚えて、口ずさんでみたらベトナムの友達が驚いて喜んでいたそうです。その子は喜んでもらえたのがうれしくて、1曲しっかり歌いたいとこの日に向けて練習するようになり、友達と一緒に発表しました!

ルーツの国の言葉の意味を知り、表現を磨く
日本の生活が長い子どもたちは、ルーツのある国の言葉が主な使用言語であるとは限りません。子どもたちはその国のダンスを楽しく練習しながら、歌の言葉の意味を知り、考え、それらを自分の要素にしていきます。
あるお母さんは、子どもが、言葉を知ることでダンスの表現の仕方がどんどん変わってきたと話していました。
教科書では決して学ぶことのできない、感覚や表現力を養う機会になっているのが感じられました。

見るだけではなく味わうこと
子どもたちは他の国の文化を見るだけでなく、自ら違う国のダンスや歌を体験する=味わってみることで、「この歌はどんな意味?どうして?」と深い関心が生まれ、互いに教えあって、今までより友達の国への親しみも増えて身近に感じているようでした。
このような体験を通して、自分のルーツのある国への関心を深め、肯定的に捉えられるようになったり、様々な国の文化に触れることでバックグラウンドの違う人々への理解が深まっていくといいなと考えています。

教えあって違いを楽しむ子どもたちを見て、これこそ小さな多文化共生のスタートではないか?と思った

ある保護者の言葉

このコメントにもあるように、友達との関わりの中で自然に違いを認め合い互いを尊重する子どもたちの姿勢は本当に素晴らしく、FIRAの活動をしていて、大人が子どもたちに学ぶことがたくさんあります。


もりだくさんのプログラム

子どもたちが活躍する場面もたくさんありましたが、世界の旧正月の紹介、世界の食べ物作り体験、世界の様々な音楽やダンス、獅子舞と一緒に商店街をみんなでパレードしたりと、大人も子どもも楽しめるプログラムでいっぱいでした。

書道体験
ベトナムのちまき作り体験
韓国の民族衣装

ご参加いただいたみなさま、吉塚商店街のみなさま、ありがとうございました!

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引き続き、FIRAはクラウドファンディングに挑戦中です!
皆様からのあたたかいご支援、お待ちしております。よろしくお願いいたします!