税金はどうやって払う?Tax Seminarを開催しました!
外国人の日常生活での悩み第1位?
令和6年12月現在、福岡市内に暮らす外国人は5万人を超えており過去最高の数となっています。外国で新たに暮らしを始める人々にとってその土地の生活様式やルールを理解し、それに慣れていくのは容易なことではありません。
令和3年に実施された「福岡市外国籍市民アンケート報告書」によると、外国籍市民の日常生活での悩みについて、一番多く挙げられた回答は「税金のことがわからない(36.4%)」でした。
税金について知りたいが…
・税金に関する内容・日本語は非常に複雑
・多言語情報は乏しい
・多言語情報が用意されていたとしても、どこで手に入るのかわからない
・セミナーなどの学ぶ機会がほとんどない
・外国人の個々の状況によっても、税について注意すべきポイントが日本人とは異なる
このように情報にアクセスするだけでも様々な壁が立ちはだかります。
しかしながら、内容が複雑であるために手続きができなかったり、納税に関する文書がわからず、そのまま放置して未納となったりすると、在留資格の更新に影響が出てしまう可能性もあります。
そうなる前に、税金に関する正しい知識を身に着けてもらおうと、外国人向けの税金セミナーを開催することにしました。遠方に住む方にも参加して頂けるよう、セミナーのオンライン配信も行いました。
第1部:福岡市による市税の説明
どうして税金を払うの?どんな種類がある?ということについてイラストを用いてわかりやすく説明して頂きました。
納税通知書や納付書といったものを見せてもらいながら税金の支払い方についても学びました。
第2部:国税や確定申告について
所得税の仕組みや確定申告について説明していただきました。いつ?誰が対象になる?という基本的なことから、医療費控除・扶養控除等の内容、確定申告しなかった場合どうなるのかについてもお話がありました。確定申告に関連する資料の多言語版や提出先税務署の検索方法なども丁寧に教えていただきました。
FUKUOKA IS OPEN CENTER 訪問
セミナーが終わったあと、アクロス福岡3階にあるFUKUOKA IS OPEN CENTERの見学をしました。センターでは、在留外国人の就労・生活・在留資格など様々な相談ができます。多言語での相談も可能です。
詳しくは下記ウェブサイトをご覧ください!
https://www.fisop.net/fisopcenterabout?lang=ja
ご参加頂いた皆様、お話し頂いた皆様、ありがとうございました!
FIRAは、今後も外国人住民に適切な情報が届けられるように活動を続けてまいります。