2024/25 セリエA順位予想(トップハーフ編)

今週末にセリエAが開幕しますね。そこで2回(トップハーフ編・ボトムハーフ編)に分けて順位予想をしていきたいと思います。楽しんでもらえると嬉しいです。


1. インテル

昨季2個目のステラを獲得したネラッズーロ。今シーズンも盤石の強さを誇るでしょう。レギュラー陣の退団は0。タレミとジリエニスキという実力者をフリーで獲得。ヤン・ゾマーの後釜としてジョセップ・マルティネスの獲得にも成功しました。ブキャナンが負傷した右WBのポジションの層の薄さだけが若干気になりますが…。順当にいけばスクデット最有力候補です。

2. ナポリ

2位は2年前の覇者・ナポリ。昨季はグダグダもあり10位に沈んだものの、新指揮官にアントニオ・コンテを招聘。ディ・ロレンツォが残留し、ボンジョルノ、スピナッツォーラが加入したDF陣はセリエA屈指の陣容を誇ります。20失点以下でシーズンを終えるのも夢ではないと思います。先日のコッパ・イタリア1回戦(対モデナ)で得点を決めることができなかった攻撃陣には不安が残りますが、手堅く勝利を積み上げそうです。

3. ミラン

ロッソネロにスクデットをもたらしたピオリ監督が退任し、フォンセカが監督に就任したミランは3位になると予想しました。ジルーの後釜としてモラタ(離婚しましたね )を獲得。トッテナムからはエメルソンを獲得しました。ローマの監督としてセリエAを指揮したこともあるという点はプラスに働くでしょう。

4. ユベントス

コッパ・イタリア戴冠直後にアッレグリと袂を分かったビアンコネーロは新監督としてボローニャからチアゴ・モッタを引き抜きました。アストンヴィラからドウグラス・ルイス、新守護神としてディ・グレゴーリオを獲得したところまでは良かったのですが、トディポをウェストハムに連れ去られ、コープマイネルスとニコラス・ゴンザレスはまだ交渉がまとまらないなど補強に遅れが出ているのが懸念点です。あと、チアゴ・モッタの戦術の浸透には時間が掛かるでしょう。

                                                       CL出場圏内                         

5. アタランタ

ガスペリーニ体制9年目のアタランタは昨季から1ランクダウンの5位。負傷したスカマッカの後釜としてレテギを素早く連れてきたフロントは流石ですね。懸念点としてはコープマイネルスの後釜。セルティックのオマイリーにオファーを出し続けていますがなかなか合意できず。他のクラブも狙っているという噂も出始めており、これを取り逃すとさらに順位が下がってしまうかもしれません。

6. ローマ

昨季、緊急登板でチームを劇的に回復させたデ・ロッシが初めてトップカテゴリーでシーズン初めから指揮を執ることになりました。昨季ピチーチ賞のドフビクをジローナから、フロジノーネで出色の活躍を見せたスーレをユベントスから補強するなど主に攻撃陣にテコを加えました。昨シーズンほどになることはないと思いますが、今シーズンも安定した戦いを見せるでしょう。

                                                       EL出場圏内                        

7. フィオレンティーナ

古豪となりかけたヴィオラを復活に導いたイタリアーノ監督からパラッディーノ監督にバトンが渡りました。最近は若い指揮官にチームを託しています。ヴィオラの課題は主力3人が抜けたボランチ。現状、昨シーズン試合に出場したのはマンドラゴラだけという悲惨な状況。ここに、若手のビアンコ、本職はもう1列前のバラーク、そして移籍先の見つからないアムラバトがもう1枠を争う構図です。アムラバトが残留すれば当確です。楽しみな反面、今期で契約が切れるため€2000万ほどの移籍金が入らないのは痛手です。最近ではバルセロナを退団したセルジ・ロベルトの噂も出ていますね。

8. ボローニャ

昨シーズン大躍進を遂げたボローニャはイタリアーノを新指揮官に迎えてシーズンを戦います。上位陣と比べると選手層が薄く、リーグ戦、コッパ・イタリア、チャンピオンズリーグと3足の草鞋を履くのはかなり苦労しそうです。ザークツィーが退団したFW陣をはじめ選手もやはり若干の物足りなさを感じるところがあり、チアゴ・モッタが抜けたチームは大苦戦を強いられそうです。

                                                       ECL出場圏内                        

9. ジェノア

ジラルディーノ体制3シーズン目に突入するジェノア。昇格チームを降格争いから無縁の位置に導く手腕は素晴らしいものがあります。ジョセップ・マルティネスの代わりにゴッリーニを迎えました。懸念点はレテギ、グズムンソン(未確定)と大黒柱2名が抜けるFW陣。誰を連れてきても戦力ダウンは免れない状況となっており、得点力不足に陥ると厳しい戦いに巻き込まれそうです。

10. トリノ

チームを3年連続トップハーフに導いたユリッチ監督が退任。新指揮官にはヴェネチィアをセリエA昇格に導いたヴァローニを迎えました。ボンジョルノとリカルド・ロドリゲスとトリノの2枚看板を失った穴を埋め切れていない印象を持ちます。順位を一つ落としてしまいますが、トップハーフはなんとか維持できるしょう。


というわけでトップハーフ編を終わろうと思います。皆さんの予想とはどれくらい一致しているでしょうか。ボトムハーフ編は後日公開しようと思います。お楽しみに!!


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