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服の話はしんどい。

 前に「貧乏だから服買えない」みたいなことをつぶやきに愚痴りましたが、
 ファッションの話は、しんどいです。
 服買えないから。
 流行なんてわからない(というか、関係ない)。

 気軽に「服買っちゃった!」みたいな話をしている人がうらやましいです。
 普通に働ける人間に産まれたかったとつくづく思います。
 服装の自由は、私にはないのです。
 手に入ったものを何年も着るだけ。

 たまに古着屋に行くのが楽しみでしたが、
 サイズの合うものがなかなか見つからず、
 最近は着れるものを見つけるのが、
 かなり難しくなりました。

 普通に服を買うのは、
 ユニクロやGUでもしんどいです。
 高い。

 今の仕事が決まった時、
 仕事で必要な服はメルカリで……。

 コスメも、なかなか買えません。
 プチプラのものでも、いくつか買っただけで、
 数千円いってしまうでしょう。
 なかなか揃えるのがしんどい。
 だから普段は色付きのリップクリームだけ、
 ほぼすっぴん。

 ヘアサロンに行くお金もないので、
 髪は、年に1回か2回、
 15分カットで短くするだけ。
 ボサボサです。

 わかってるんですよ。
 40代中盤の手入れなしは痛いというのは。

 でも、どうにもできないのですよ。


 正社員の方が気軽に、
 ヘアサロンやコスメの話してるのを聞くと、
 生活レベルが違いすぎるな……と思います。

 人の見た目って、
 あからさまに、
 生活レベルが出るなあ、とも。


 今年に入って、少しはなんとかした方がいいと思って、プチプラコスメをいくつか買ってみたりしたのですが、使うタイミングが計れず放置気味。

 リアルクローズを読んだ時は感動して、
「もっと見た目なんとかしなきゃ!」
 みたいな記事をここに書いていたのに……。

 やっぱり、
 貧困って辛いんですよ。
 見た目を人並みに整えられないと、
 自尊心もなくなるし、
 心もすさんでいくんですよ。

 人からも、
「なんでちゃんとしないの?」
「なんでいつも同じ服なの?」
「なんで髪ボサボサなの?」
 とか言われちゃうし。

 こっちだって、
 好きでこの格好してるんじゃないんだよ。
 どうしようもないんだよ!

「何かやらなきゃ」と思っても、
 お金のかかることはできないので、
 習い事も趣味もできないし。

 最近やることもなくなって、
 なんのために生きているのか、
 わからなくなってきました。

 小説書き終えたけど、
 読者つかなかったし。

 最近、人生が虚しいです。

 普通の人間に産まれたかった。
 普通に働いて、普通の生活ができる、
 普通の人になりたかった。

 でも、私には無理だった。


 今のところ、この人生のどこに希望を見つけていいのかわかりません。
 たぶん、氷河期世代の女性には同じような人が多そうですね。
 景気が良くなっても、
 私達の貧困は岩山のように屈強で変わらない。
 世の中からは「努力してないからだ」と言われてしまう。

 努力ってなんでしょうね。




 暗い話ですみません。

 でも、これだけは言えます。

 貧困で、見た目にお金を使えなくなると、
 人生が本当に辛くなります。

 働ける人は、ありがたく働きましょう。

 働けない事情のある人は、
 必要以上に自分を責めないようにしましょう。
 だって仕方ないんだから。
 世の中の情勢とか、
 病気や障害、
 その他、自分ではどうにもできないこと。
 どうしても起こるから。

 今の世の中が、
 見た目に厳しすぎるんですよね。

 もうすこし、
「一人一人、この見た目には事情がある」
 って、大目に見てほしいですね。

 誰もが高いヘアサロンに行けるわけじゃない。
 誰もが芸能人みたいになりたいわけでもない。

 もうすこし見た目に寛大になってほしい。
 特に、年取ってからは。




 読んでくれてありがとう。


 
 

 
 


 

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水島素良(Sora Mizushima)
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