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2つのオンライン英会話サービスを実際に使い分けてみた感想 | ケンブリッジ英検C2 | #16

 こんにちは。来月の再受験に向け、最近になってやっとエンジンがかかってきたところです。そして先日投稿させて頂いた再受験宣言の記事に対し、多くの皆さまからスキを頂き感激し、かつ大変励みになっております。この場をお借りして改めてお礼申し上げます🙇‍♀️。

 仕事や家庭のことで相変わらずドタバタしている今日この頃ですが、「ほぼ毎日」ペースでなんとか先日決めたタスクをこなしているところです。そんな中、「初回受験ではオンライン英会話のELTとCamblyを使い分ける」というお話を昨年投稿し、それから1年近く経過したことに気づきました。

 というより「合格してから振り返った方がいいかな🤔」という迷いもあったのが正直なところでもあるんですが😅、初回受験までの間に実際に利用してみて気づいた点や感想もあるので、今日はそうした感想を「中間報告」的にまとめてみたいと思います。

前提:2024年5月初回受験までの両校の利用状況

 初回試験に向けて、以下2校のオンライン英会話スクールおよびサービスを受講して準備しました。

①ELT英会話スクール

2023年12月〜2024年5月上旬まで月2回(1レッスン50分)受講

②Cambly

2024年3月〜4月の試験直前の時期は、普段レッスンを受けている講師数名のうちケンブリッジ試験対策の指導経験がある講師のみに絞って予約して、スピーキングの模擬レッスンを受講(1回30分のレッスンを週2回のペース)

 では次の章から、昨年末から今春の初受験までの間に両校を実際に利用して感じたことをみていきたいと思います。

注)本記事は、どちらのスクールについてもその案件や意向に沿って執筆する、又は批判することを意図するものでは全くなく、あくまでも私自身の経験に基づく個人的な見解・感想です。ちなみに私自身は両校とも大変気に入っており、今後も自分の状況に合わせて受講を続けたいと思っています。

😀ELT英会話の良かった点

①C2レベル試験官経験のある講師から学べる(=指導レベルが非常に高い)

 当初期待していた通り、いやそれ以上に講師のレベルは高かったです。私を担当してくれた先生は現在イギリスの大学院の博士課程で研究をされている方で、ケンブリッジ試験C2で試験官を務めた経験もありました。そのため「試験でどんなことが問われるのか・評価されるのか」という観点で常にアドバイスをくれ、恐らく独学では常に迷いながら勉強していたかと思うので、これはこのスクールを利用する上で一番のメリットだなと感じました。

②フィードバックやフォローがきめ細やか

 レッスン中に普通にこちらは会話したり演習をしているんですが、なんと知らない間に講師が「練習中に言い間違えたこと」、「改善した方がいいこと」、「良かった点」(褒め方もめちゃくちゃ上手!)をワード文書で見事にまとめてくれます。例えばちょっとした前置詞の間違いももれなく「拾って」文書化してくれます。

 これは体験レッスンの時の先生も同様で、もしかしたらこの「話しながら打ち込む」スキルはこの学校のウリなのかもしれません。こうしてまとめてくれたフィードバックシートは授業後に共有してくれます。また授業外でも何かあれば、EメールやGoogleドライブ(*)経由でフォローしてくれるので、これは担任固定制の大きなメリットだなと感じました。
(*利用するプラットフォームは講師によって違うようです。)

③事務局のサポートがあっさりしていて楽

 もしかしたら人によっては「物足りない」と感じるかもしれませんが、自分の場合は事務局は本来の事務業務に徹していて、国内のスクールにありがちなセールストークや勧誘も一切なく本当に楽でした。あとこれも驚いたんですが、一旦レッスンが始まると授業外の全てのやりとりは直接講師と行うことができたので、質問や次回の授業で練習したいことなど希望をスムースに伝えることができ、結果として時間や労力の節約にもなりました。

😕ELT英会話のデメリット

①リスケがしにくい

 「時間・担任固定制」が大きなメリットでもあるELT英会話ですが、もし自分のスケジュールに余裕がないとこのメリットが逆に「足かせ」になってしまうこともあります。私の場合、受講を始めた昨年暮れからなるべく平日は他の予定は入れないようにはしていたんですが、それでも所用でリスケをしたい時がありました。

 しかしなかなか先生と都合が合わず、結局リスケができず😞。これは私の推測ではあるんですが、この学校の講師はレベルが高い分、普段は大学で研究や指導をしている、あるいは他の仕事もしているなどで多忙を極めている方が多いからリスケが難しいのではないかと思いました。事実、私の先生も学会参加などの理由で、逆にリスケ依頼がこちらにくることもあったので、受講の際は自分のスケジュールに余裕を持たせた方がいいと思います。

②受講できる時間が平日夜間に限られる

 最初のカウンセリングで受講したい時間帯を事務局に伝えて日時を調整するんですが、時差の都合でどうしても平日の夜間、それも日本時間でかなり遅い時間帯(夜21時以降)に限られる印象でした。当初私は土曜の夜の希望で出してみたんですが、やはり週末は休暇を優先するカルチャーが強いのかその時間対応できる講師は皆無でした😅(もしかしたらC2レベル指導という条件も影響したのかもしれませんが)。

③受講料が高い(でも質の高さを考慮すれば妥当な価格設定)

 マンツーマンでこれだけ質の高いレッスンを受講できるので当然と言えば当然ですが、受講料は一般のオンライン英会話よりも高くなります。しかしそのクオリティにはまず間違いはなく、受講期間中にもらったフィードバックやアドバイスは2回目挑戦に向けて独学で進めている現在も見返すことがあり、自分にとっては大切な「財産」にもなっているので、長期的に見ればこれは「投資」にもなるかなと感じてます。ですが、長期間受講する場合は「常に明確な目標を掲げて費用対効果を意識しないとコストがかさむリスクもある」という観点からデメリットとして挙げています。

😀Camblyの良い点

①自分の都合に合わせてレッスンが受けられる

 私にとってCamblyを受講していて一番のメリットはこの点になります。システムでお気に入りの講師のスケジュールをチェックして、都合のいい時間に予約を入れるのがとにかく便利です。またキャンセルもしやすい(直前のキャンセルはもちろん避けましょう!)ので心理的に楽です。

 またこれは「良い講師が見つかって都合が合えば」ということが大前提の話ではあるんですが、私の場合は「ケンブリッジ英検C2」で検索して見つけた先生がとてもいい先生で相性も良く、幸い試験直前期に先生と都合が合ったので模擬形式でスピーキング練習をしてもらいました。ELTだけでももちろん練習はできたんですが、前述の通り追加でレッスンをしたい場合でもスケジュール調整が難しくかなり前に申し込む必要があると事務局からも言われていたので、Camblyを通じてさらに場数を踏むことができたのはラッキーでした。

②受講料がリーズナブル

 Camblyはオンライン英会話の中でも「受講料が高い」という声はよく聞くんですが、ELTなどの対策専門校に比べると割安です。今日はケンブリッジ試験対策の観点から記事を書いているので詳細は割愛しますが、長期契約(=月単位ではなく年単位で契約)をするなどの工夫である程度価格も抑えられるかなと思います。こうした価格差が出るのは当然ながら「事務局のサポート有無」や「確実に質の高い講師のレッスンを受けられるかどうか」といった違いからだとは思いますが、いい講師が見つかればリーズナブルな料金で試験対策のレッスンが受けられるのはCamblyの魅力です。

③レッスンが録画されるので後で復習できる

 この録画機能は試験対策を問わず日頃から私が恩恵を預かっているメリットです。特にケンブリッジ試験対策では、「講師が言っていたアドバイスを聞き直してノートにまとめたい」、「レッスン中に使っていたあの教材を再確認したい」という時にかなり重宝してました。そしてもちろん自分のパフォーマンスや身振り手振りもチェックできます(あまり見たくはありませんが😅)。

😕Camblyのデメリット

①気に入った講師が休暇や別の仕事で突如いなくなるリスクあり

 先ほどC2指導経験のあるいい先生をCamblyで見つけた旨のお話をしたんですが、この先生はとにかく本業で多忙な方らしく、一定期間ちょくちょくCamblyを「お休み」してしまいます😅。でもこれは不平不満ではなく、Camblyのいわば「自由の代償」と言ったところで、私自身もお休みすることがあるので仕方ありません。ですが、こうしたリスクは常にあるので、Camblyの講師に全て頼って学習スケジュールを立てるのではなく、あくまでも「補助的」なスタンスで利用した方が良いかと思いました。

②レッスン終了時間が来るとシステムで強制的に終了

 Camblyは終了時間になるとシステムで強制的にレッスンが終了します。私が受講するほとんどの先生はタイムマネジメントがしっかりしているので、終了時間が近づくとまとめに入ってくれるんですが、たまにお互い会話に夢中になりすぎて突然終了してしまうことも(笑)。そのため試験対策になると、例えばライティングやリーディングだったりすると落ち着いてアドバイスをもらうのは難しいかなという印象で、この点はELTの方に軍配が上がります。またCamblyの場合は、ELTとは異なり講師は「あくまでもレッスン時間内のみの対応」なのでこの点も注意が必要です。

③ケンブリッジ試験、特にC2指導経験の講師は圧倒的に少ない

 CamblyではCELTAやDELTA、IELTS指導などの教授・指導資格を持つ講師が多数登録しています。しかし、その大半が「予約がとりにくい」というのも事実です。さらにケンブリッジ英検になると「C2レベルOK」という講師を見つけるのも一苦労です。私もそういう先生と出会えて良かったとは話してはいるものの、他の方もこれと同じ経験を「再現」できるのかという確実にそうとは言い切れません。相性のいい&予約できる講師を見つけるためにはある程度の「根気」が必要になってきます。なので「試験まであまり時間がない。でも何かしらの指導は受けたい」という場合は、ELTのような担任・固定制のスクールを利用した方が確実かなと思いました(私もELT併用を決めたのもこれが理由です)。

結論:スクールやサービスはその時の自分のニーズや都合に合わせて選択すれば良い。独学でももちろんOK

 来月早速2回目の挑戦が控えてますが、今回は定期的に固定したスケジュールでレッスンを受けられる状況ではないのでELTは利用せず、基本独学、たまに都合が合えばCamblyでレッスンを受けるという形で進める方針です。

 来年に入ってまた迷いが生じたり、伸び悩みを感じることがあれば(きっとあるw)、またELTのような対策校のレッスンを受けるかもしれませんが、その時々で状況を見ながら自分にとってベストな環境で独学なり、スクールなり、オンライン英会話なりで試験勉強を継続できれば良いのではないかと思っています。今後いつになるかわかりませんが(苦笑)、将来合格できた暁にはまた改めてこのあたりは振り返ってみたいと思います。

 以上かなり長くなってしまいまして恐縮ですが、上記内容が少しでも皆様のご参考になれば幸いです。今回は以上になります。本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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*途中アンダーバーを使用しているのでそのままコピペして頂いた方が使いやすいかと思います。

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