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事業再構築補助金 ~良い”事業計画”の見える化~

こんにちは、予算管理に特化した税理士&コンサルタントのT.Hiroです。

前回、事業再構築補助金の補助対象経費と予想採択率についてご紹介しました。

特に予想採択率については申請を検討されている方には、後押しになる情報かもしれませんので是非ご参照ください!

(前回記事もご参照ください!)



今回はキャッシュフロー改善への近道として、最近トピックスとなっている事業再構築補助金について、採択されやすい事業計画のポイントについてお伝えしたいと思います!


公募要領に則した計画が最重要!


" 補助金の審査は、事業計画を基に行われます。採択されるためには、合理的で説得力のある事業計画を策定することが必要です。 "


これは、経済産業省・中小企業庁が公表している「事業再構築補助金の概要」から抜粋した一文です。

合理的で説得力のある事業計画・・・

そりゃそうだよね、っていう文言ですが、具体的に何をするのかが不明瞭ですよね!

そこで、まずおススメしたいのが、応募概要・公募要領に則した計画を作ること!例えば、まだ公募要領ではないですが、「事業再構築補助金の概要」には本補助金の申請に含めるべきポイント例として下記4点が挙げられています。

  ●現在の企業の事業、強み・弱み、機会・脅威、事業環境、事業再構築の必要性
  ●事業再構築の具体的内容(提供する製品・サービス、導入する設備、工事等)
  ●事業再構築の市場の状況、自社の優位性、価格設定、課題やリスクとその解決法
  ●実施体制、スケジュール、資金調達計画、収益計画(付加価値増加を含む)


この4点をみて私が感じたのは、まず、ものづくり補助金に似ているな・・という点です!

企業の事業認識(強み・弱み・今後の展望)をまず記載することは一番地ですが、その中で事業再構築の必要性をいかに説明できるかがカギです!


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例えばということで、ある製造業をイメージしてみましょう。


事業再構築の必要性の具体例!

経済産業省のHPでは事業再構築の具体例が業態ごとに記載されておりますが、より踏み込んで、T.Hiro独自想定の具体例をご紹介します!

【具体例】

 ●金属加工の製造業者で切断加工の技術に従来から定評がある

 ●長年のつきあいのサプライヤー網に強み有り

 ●好況・不況に左右されやすい業態のため稼働率が低下している


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上記のように、まず自社の強みや弱み、現状の課題を明確にすることが第一歩です。

稼働率低下という課題に対し、いかに事業再構築の方法を策定し、それを実現させるための計画を作るか。

それが事業再構築補助金の採択を勝ち取るために最も重要と考えられます!


事業再構築の施策の具体例!


では具体的な事業再構築計画とはなにか?

具体例の続きで考えてみましょう。

事業再構築計画を実現可能性が高くするためには、

 ●自社の従来からの強みをより強化する

 ●他の分野にもこの強みを波及させて効果を得る

こういった、長所を伸ばす視点が必要かと思います。従来から持っている技術や経験を活かせるので、無理なく計画できそうですよね。


具体例の例でいえば、

 ●従来からのサプライヤー網を活かし、商社的な機能で同業他社の技術をより生かすネットワークを構築する。そのためにITでの顧客管理体制を充実させ、同業間で普及させる

 ●切断技術の強みをより強化するため、最新の切断機を導入し他社からの外注受けを強化する


などの具体策が考えられます。この具体策を、いかに実現可能性が高いものとして作り上げるかが重要となります。


最後までお読みいただきありがとうございました。

次回は、事業再構築補助金の申請について、事業計画の数値化、グラフ化などの具体的な方法などをお伝えしたいと思います!


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