[ITER職員向け]フランスVISAの取得について
※本記事はITER職員としてフランスへ赴任される方を対象としております。
ボンジュール。ITER職員としてフランスへ赴任してようやく2週間が経ちましたhrshownです。当時の出来事を思い出せる間に、フランスVISA取得についての情報を少しでも残しておこうと思います。
なお、ITERってなあに?という方については、以下にITER Japanの公式ウェブサイトへのリンクを貼っておりますのでご覧ください。日本人職員を絶賛募集しておりますので奮ってご応募ください。
ITER職員に必要なフランスVISA
ITER職員に必要なフランスVISAは「Dビサ」と呼ばれる三ヶ月期限のVISAになります。VISA取得時の区分は「Long stay VISA」になります。
その後、現地でSpecial Residence Permissionを取得し、ITER職員の任期までの滞在が許されるという流れです。
VISA申請に必要な書類
VISAをどのように取得するのか、という点については在日フランス大使館やITER Japanとして現地採用を支援して下さっているQSTのウェブサイトに譲らさせて頂きます。
ここでは、実際にVISAを申請した時に必要だった書類について記載します。ただ、あくまでも2021年6月ごろの情報になりますので、最新事情については必ず在日フランス大使館のウェブサイトを確認下さい。
また、下記はソロでの渡航を想定した書類です。家族同伴でVISAを取得する時には「VISA申請日時から6ヶ月以内に発行された有効な戸籍謄本(アポスティーユ付き、翻訳版を含む)」等の追加書類が必要になりますので、ご注意下さい。こちらについては後日追記なり、別記事で紹介します。
必要書類一覧
・オンライン予約票(印刷したもの)1部|コピー1部
・Long-stay VISA application 1部|コピー1部
・Note Verbale(ITER側からメールで送られたものを印刷) 1部|コピー1部
これは「Work permit obtained by your employer from the DIRECCTE (Cerfa form n°15187*02), sent directly to the embassy or consulate by the OFII.」に該当します。
・写真(パスポートサイズ)1部
・有効なパスポート
・パスポートの身分証明ページのコピー 2部
・Diploma(英文の卒業証明書)1部|コピー1部
・Proof of qualifications and certificates of employment 1部|コピー1部
※ITER側へ問い合わせて、Attestationを入手しておくのが良いです。私の場合はContact of employment(ITER側からメールで来る)と両方持って行きましたが、職員さんが使ったのはAttestationだけでした。
・パスポート返却用のレターパックプラス 1個
コピー分に関しては、実際、全く確認されずに申請が通りました。ただし、大使館のウェブサイトにもコピーを用意するようにとありますので、用意しておくのが無難です。なお、ITER職員として赴任するためにVISAを取得する場合、VISA取得時にかかる費用(13,089円)は無料になります。
Attestationについては、ITERのHRにメールで問い合わせて入手する必要があります。月額給与などが書かれていて、銀行口座の開設などにも使えますので入手をお勧めします。
また、Diplomaについてはフランスへ赴任した後にも必要になりますので、多めに入手しておくのが良いと思います。
VISA申請当日の流れ
VISA申請当日は、在日フランス大使館まで出向く必要があります。また、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、大使館への入場は予約制であり、VISA申請者が一人一人予約を行う必要がありますのでご注意下さい。
場合によっては入場制限により、外で待たされる場合もあります。私は運よく入れましたが、私の後に来た方は外で待たされてました。
[当日の流れ]
・フランス大使館でVISA申請の日程を予約する(事前)
・在日フランス大使館まで向かう。
・入場ゲートが用意されており、そこでオンライン予約票を見せる。
・簡単な手荷物検査を受けて入場。
・名前が呼ばれるまで待ちます。その間、写真を貼り付けたりレターパックに住所などを記載しておきます。余談ですが物品名に「パスポート」と書くと面倒そうに白塗りされますので、何も書かない方が無難です。
(考えれば当たり前の事ですが…)
・待ちます。私の場合は1時間待ちました。気長に待って下さい。
・呼ばれたらVISA申請の目的を告げます。ITER職員として赴任するためにきました、と告げれば「ああ、ITERですか」となりますので大丈夫です。
・その後、必要な書類を提出します。窓口の職員さんが指示してくれますので、指示に従って下さい。
・書類に不備がなければ、VISAに乗る写真を撮られます。私のように寝起きみたいな格好で行くと後悔しますので、シャキッとした格好で行くのをお勧めします。
・その後、指紋をとられます。申請口に機械があるので指示に従って順番に指を押し付けます。
・最後にVISAが2週間くらいで来ること、来たら必ず名前などが間違っていないかどうか確認することを説明されてお終いです。
私のケースでは、VISAが押されたパスポートが1週間ほどで帰ってきました。運が良ければこのように早く手に入りますが、折りが悪いと2週間以上の場合もあるようですので、早めの申請が吉です。
同行家族のVISA申請書類について(後日追記予定)
家族が同行する場合には、家族一人一人のVISA申請が必要になります。
これは赤ちゃんでも例外ではありませんので要注意です。大使館の予約も一人一人行う必要がありますので、面倒ですが注意が必要です。
また、Dビザの有効期限は3ヶ月ですので、VISA取得から時間が空いてしまう場合には注意が必要になります。
・戸籍謄本について
戸籍謄本については婚姻関係・家族関係の証明に使われ、アポスティーユ付きのものをフランス語に翻訳したものが必要になります。大使館の職員さんに確認しましたが、VISA申請日から6ヶ月以内のものであれば有効である、との事でした。家族が遅れてくる場合には注意が必要です。
その他
フランスVISA申請そのものはオンラインで行うのですが、渡航目的などを選ぶ際に悩みましたので下記を記載します。
渡航目的などの選択肢は以下でOKです
・Your plans:Business
・Main purpose of stay:Recrutment or posting workers
最後に
VISA申請が完了しても、私物の整理や引越し準備、役所への各種書類の提出、年金、保険、銀行、確定拠出年金の対応、フランスでの一時滞在手段...etc...日本にいる間に行った方が良いものが沢山あります。
私のように渡航2週間前に高熱を出して寝込んでしまい準備が全く出来ない!なんて事も起こります。
早め早めのご準備をした方が良いです。面倒くさがってダラダラと準備しているとよろしくありませんでした…。
(※幸い、新型コロナではありませんでした)