3/16(土)ファルコンステークス 他3レース


※馬場や考察次第で印が変化することもあります


🥀ファルコンS🥀
◎ロジリオン
〇オーキッドロマンス
▲ヴァルドルチャ
☆キャプテンネキ
△ナムラアトム
△ソンシ (3連系なら)

本命はロジリオン。24NHKマイルカップ馬だと昨年から連呼しているのでこの印に何となく予想がついた方も多いのではないでしょうか。
2着した未勝利戦から強さの片鱗を見せていましたが、やはり注目するべきは京王杯2歳ステークスの内容です。横山武史騎手に完璧にやられた北村宏司騎手でしたが完全に馬の能力だけでコラソンビートのクビ差まで肉薄しました。コラソンビートは阪神JFの結果から分かるように~1600m戦であればこの世代の牝馬最上位ですから、ここの物差しだけでこの馬の強さが分かります。前走のクロッカスSも太め仕上げに加え、前残りだった東京競馬場でオーキッドロマンスを捉えきれていますしこのメンバーなら敵無しでしょう。本質的には1600mの馬だと考えていますが、レース質がやや短距離志向だった京王杯2歳Sでも力は出せていますし今回も問題ないと考えます。
対抗はオーキッドロマンス。展開利があったにもかかわらず2度も先着されており、ロジリオンとの格付けはもう済んでしまいましたが今回も展開利を受けられそうな枠に入りました。格付けが済んでいるといっても肉薄しているのもまた事実ですからここでは上位評価するのも当然です。寧ろ、短距離適性に関してはこちらの方が上だと思っています。
単穴はヴァルドルチャ。距離短縮でのパフォーマンスの上昇を見込んでの3番手評価です。

2歳未勝利戦[2023/10/22]1:36.0(0.6差5着)
12.6-11.4-12.4-12.4-12.5-11.6-11.4-11.3
2歳未勝利戦[2023/11/18] 1:33.4(0.1差2着)
12.4-10.7-11.1-11.6-12.0-11.5-11.9-12.1

この馬が経験した東京芝1600m戦のラップタイムを並べてみました。キレる足はないのは一目瞭然ですが最後まで持続的にはやい足を使えることが分かります。基礎スピードが足りるならばいかにも1400m向きだなと思いましたし、実際、母系が短距離質という陣営のコメントは納得がいきました。2歳で芝1600mタイム1:33.4は優秀といってよく、ここで風穴をあけてくれる存在だと期待しています。
大穴はキャプテンネキ。持続性が問われるレース質だとパフォーマンスをあげる馬ですから、ペースが流れがちな中京1400m戦なら馬場の利で粘れてもおかしくないかもしれません。りんどう賞はセキトバイーストにとって力の出しやすい条件だったことは間違いないですし、そこで彼女を下した力に期待したいところです。
抑えはナムラアトム。前走のパフォーマンスは素晴らしいものでした。

※ソンシの取捨選択について
まず、この馬のことは評価しています。この時期の短距離戦を軽視しがちな自分ですが前走の内容は目を見張るものがありましたし、適舞台での活躍にゆくゆくは十分期待できる馬だと感じました。ただし今回の評価とは別問題であり、結果的にいえばこの舞台では評価を下げることにしました。その理由はこの馬の勝ち方にあります。
この馬の戦歴を並べてみます。
2歳新馬(東京芝1400m) 1着:1:22.8
12.6-11.3-11.9-12.8-11.7-11.2-11.3
万両賞[一勝クラス](阪神芝1400m) 2着:1:20.8
12.5-10.6-10.7-11.4-11.5-11.9-12.1
3歳一勝クラス(東京芝1400m) 1着:1:20.9
12.6-11.2-11.5-11.8-11.4-11.4-11.0

新馬と前走は共に強い内容だなと一目でわかるものの、このラップからは短距離っぽさを全然感じません。スローからの上がり勝負は若駒の東京芝1400mだとチラホラ見かけるのですが、この勝ち方ができる馬と短距離適性が自分の中でかなり結びつかないのです。今まで短距離馬やマイラーの戦歴をぼちぼち遡ってきました経験からすると、若駒に好走したレースのラップ質と古馬になってから好走する距離にはある程度の相関関係は存在します。
もちろんそれだけではありません。凡走した万両賞は一見負けて強しの内容に見えますが、ここも怪しいところです。確かに3F33.8はかなりのハイペースで先行して粘ったソンシは地力の高さがあってのものでしょう。しかし、屈した相手はロゼフレア。正直この馬のことは評価していません。Fレビューでは鞍上の完璧な騎乗であの着順ですから、ロゼフレアの能力が高いということはないわけです。そんな馬にいかにもな短距離ラップで屈したソンシは他2走より力を出し切れなかったと考える方が妥当な気がしてならないのです。
これらを踏まえれば、本質的にはソンシは短距離適性が高くないという仮説が自分の中で浮かび上がってきました。例年よりはメンバーが集まったファルコンSですから、短距離色が今までより強いここで通用するのか疑問でなりません。




🥀フラワーC🥀
◎ミアネーロ
〇ヒラボクミニー
☆ホーエリート
△テリオスサラ
△フォーザボーイズ

一勝馬しかいない少し寂しい前哨戦。汲み取れる情報も乏しいですから、レースっぷりから素直に評価していきたいと思います。
本命はミアネーロ。2走とも荒々しい走りでしたが、最後まで末脚が使えていました。特に前走に至っては不利がなければ最低でも3着にはきているでしょうから、中山の適性はみせてくれていますし、ここは無難に勝ち負けとみます。
対抗はヒラボクミニー。1戦1勝馬ながらもこの馬を2番手にします。操縦性はかなり良さそうで並ばれてからもうひと伸びできるところに奥行きを感じました。中山コースでラスト4F12.1-11.9-11.4-11.5も悪くありませんし、先物買いとしてここでは狙います。
穴はホーエリート。正直、中山というコース形態が合う気はしませんが能力は間違いなく上位です。
抑えはテリオスサラとフォーザボーイズ。両者とも中山は合いそうなので。
印少なめを意識してこんな打ち方になりましたが、もう1頭あげるならド大穴馬のエルフストラック。ただここまで印を回す気にあまりなりません。




若葉S
◎キープカルム
〇アドマイヤテラ
▲オルトパラティウム
△ホウオウプロサンゲ
△ミラキュラスドラマ

少頭数の一戦。スローペースからのキレ勝負になる想定で、馬場状態からも内前の立ち回りができる馬を積極的に狙っていきます。
本命はキープカルム。お馴染みの京都2歳S組で、そこで差のない5着ですから地力は間違いなく上位でしょう。前走もデムーロ騎手に一杯食わされた形での2着でしたが上手に先行できていましたし今回も先行する前提で1番手評価にしました。
対抗はアドマイヤテラ。2走とも一頭だけ格の違う余裕のある走りっぷりを見せていましたし、坂を苦にしなければここでは勝ち負け濃厚とみます。
単穴はオルトパラティウム。1戦1勝ですが新馬戦のメンバーは決して低調すぎるわけではありませんでした。そんな中、前から押し切って勝ったことを評価しての3番手です。操作性も高く、かなり前をつけられそうなところがいいです。
抑えはホウオウプロサンゲとミラキュラスドラマ。どちらかが逃げると思っているので両方抑えます。
展開を考えるとミスタージーティーはかかって差し遅れそうな予感がするのでここでは思い切って消すことにしました。




豊橋S
◎ダルエスサラーム
〇カナテープ
▲ミシシッピテソーロ
☆シャイニングフジ
△セーヌドゥレーヴ

枠の並びのせいで非常に難解な一戦。ここは思い切って穴から入ろうと思います。
本命はダルエスサラーム。かなりムラのあるタイプで戦績から能力を把握することは難しいですが、好走したレースから考えてみます。三年坂Sは踏ん張っての4着。元々短距離を走っていたこともあり持続的な流れのレースの方があっていることを考えれば適性には合わないレース質だったと予想が着きますし、メンバーレベルもかなり高かったですからこの結果は上出来といえます。メンバー弱化となる今回なら好枠から一発あってもおかしくないかもしれません。
対抗はカナテープ。前走は適性外のコース、向かない流れの中よく4着まで来られたなという印象で、二走前に個人的に評価しているルージュリナージュと接戦を演じたのも納得がいく内容でした。直線が長いコースに戻るのは大歓迎なのですが、2勝クラスで二の足を踏んでいたことからもツキがないタイプに見えますし取りこぼす可能性を否定しきれず相手までの評価に。
単穴はミシシッピテソーロ。開幕前半の綺麗な馬場状態の恩恵を受けられそうな枠に入りましたし、左回りでは一定のパフォーマンスをあげています。内々を立ち回れば着内に潜り込めるとみて指名しました。
穴は中京巧者のシャイニングフジ。抑えにセーヌドゥレーヴ。


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