ようやく終わったなGWよ!!!ヒャッホウ!!!ほとんどの人が「あ」っという間に終わっちまったって嘆いてると思うんですけど、僕は「ん」まで言ってるのに全然終わりませんでした。
本当に暇すぎた!!!!!!!!!!!!!!!
ヒノキが主催する花粉というイベントのせいで今年のGWも体調を崩しました。自分のくしゃみの音量で耳が遠くなって、自分の鼻水の量で溺れそうになって、自分の咳のリズムで童謡のぞうさんが刻める。こんな地獄はないです。
部屋にこもるGW(ゴミウィーク)が確定したので、だったら部屋の模様替えでもやったらぁと思いまして。棚を持ち上げた瞬間、腰を激痛が駆け抜けていきました。病院に行きたいけど動けないし、そもそもGWで病院もやっていないという絶望の中で力を振り絞り、チャットGPTに症状を伝えてみたら、それは確実にギックリ腰ですとのことでした。ありがとうチャットGPTにギックリ腰を叩き込んでくれた人。あなたのおかげで気持ちがまっぷたつになりました。
部屋どころかベッドの上で生活することが確定したので、好きなことをとことん浴びようと思いました。EVIS BEATSを聴きながら読みたかった雑誌と本を読んで、午後はプロ野球を観て、夜は録画が溜まってた「サウナを愛でたい」と「町中華で飲ろうぜ」と「ヒロシのぼっちキャンプ」を垂れ流す。最初の3日間は幸せすぎでした。ただ4日目ともなると、おいのんきにサウナ行って酒飲んでキャンプしてんじゃねーよ!と八つじゃ足りないくらい当たり散らす最悪な自分が出てきました。やっぱりサウナも町中華もキャンプも観るものじゃなくて行くものですね。
そうこうしている間に体調も腰も回復してきたので、近所の銭湯に行くことにしました。いつもの銭湯までの道のりでこんなにもワクワクするなんて!!人生で1番大切なことは愛よりもお金よりも「健康」に間違いありません。
銭湯によく行く人は分かると思うんですけど、だいたい「主」と呼ばれる怖い人がいまして。主のルールがその銭湯のルールになっていて、ちょっと間違ったことをすれば怒ってくる昭和の雷オヤジ的な人が多いんです。
ただ僕のよく行く銭湯は本当に珍しくて、主は外国人が務めています。主の名前はベン。小さいサウナのド真ん中にベンが腕組みしながら座って、周りのおじいちゃんたちをカタコトの日本語で回しているのを見た時、「誰が回してんだよ」と綺麗なツッコミが自然と口から飛び出してしまった。それからというもの、僕はベンと会うのを楽しみにその銭湯に行ってると言っても過言ではないです。ベンとはいつも挨拶程度で特に会話をしたことはないけど、ベンがいる銭湯の空間がとても好きなんです。
ベンは他の主と違ってめちゃくちゃ優しい。この前もボディソープを忘れたまま上がってしまったヤンチャそうな兄ちゃんを追いかけて「ハイ、セッケン」と渡していたし(わざわざボディソープをセッケンって変換してるのが粋)、腰の曲がったおじいちゃんの背中をしょっちゅう流してあげている。サウナのマットも乱れていたら綺麗に揃えるし、洗い場に放置されている風呂桶やイスを見ると必ず片付ける。ベンこそが最高の主だと思います。
そんなベンに会えるかもしれないと思って、ワクワクしながら銭湯に行ったら案の定ベンがいました。僕は嬉しくなってベンに話しかけました。
「今日も気持ちいいですね」
「ソウデスネ、アレ、ナンカフトリマシタカ?」
は???????????????????????????????????????????
フトリマシタカ???????????????
ふとりましたか???????????????太りましたか????????????????
へへへと下手くそな愛想笑いをして僕は逃げるようにサウナに行きました。
ほぼ初めて会話をするあんな優しくて気遣いができるベンにフトリマシタカ?と言わせるくらい俺は太ってしまったのか・・・ちょっと自覚があっただけに相当ヘコみました。あんなに汗をかかないサウナは初めてでした。
だから決めた。僕は今年の自分の誕生日の10月13日までに肉体をバキバキに改造します!!!!!
バキバキになってベンに「アレ、ヤセマシタ?」って褒めてもらった後に銭湯の隣にある休憩スペースにベンを誘ってビールで乾杯して泣く。
こんな最高の目標ができたんだから、今年のGWは案外悪くなかったなぁ!!!
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