価格設定(値付け)について
レザークラフト を趣味として始めて、いくつか売れたことにより、勘違いが生まれ、商売を始める時にぶつかる事は何でしょう?
一つは「商品の価格」設定、いわゆる値付けじゃないでしょうか?
昔はよく、「原価の3倍が売価」みたいな話を聞いた事がありますが、あれはたまたまじゃないかな?ってくらい、そんな数字はアテになりません。
私はレザー製品の一消費者として今まで色んなブランドの製品を手にしてきたし、購入してきました。
私も販売してるCreemaなんかも調査を兼ねて他人の作品を見ますが、安過ぎません?っていつも思います。
私が思うに価格設定は趣味としてやってる人と商売として作ってる人の差が一番出る部分だと思います。
趣味の人は安くても損しない限りは「高く設定しない」傾向にあります。
売れないと思っているのか、自信がないのか、両方なのか分かりません。大概は弱気な価格設定。
私も最初は手縫いなのに安かったと思いますよ。
それはやはりそこまでの自信がなかったし、周りに合わせてた部分がありました。
でもある時気が付いたんです。
安くしたからと言って売れる訳じゃない!と。
売れるか売れないかはそういうサイトの場合、価格じゃないんですね。
勿論ボッタクリか?!って思うほど高いのは論外です。
素人(下手)で制作に時間がかかるからと言ってそれを価格に転嫁させるのは違うと思います。
そうではなく、凄く良い物であっても安いと大量生産と同じに見られるんです。
大量生産の品は高かったらそりゃ買いませんわ。
でもハンドメイドの品はそうじゃないですよね?
安くしてるのを見ると損してるよ、って言いたくなります。
自信がないなら売るな、だし。
自信を持って売るのならもっと適正な価格で売って欲しい。
ハッキリ言って自信がなくて安い物は逆に埋もれてしまって売れないと思います。周りに合わせているから。
売る方としてはもっと適正な価格で売って欲しいんですよ。
個人的に言わせてもらうとホント迷惑です。
適正価格なはずがこちらが高いと思われてしまう危険性がある訳ですから。
だいぶ以前は私もメルカリで売ってみたこともありますが、すぐにやめました。
何故なら買い手市場だから。
私はあそこで商売をやるべきじゃないと考えたんです。
不用品ならあそこで売ればいいと思いますけどね。
ハンドメイドの作品はそうじゃないですよね?
もし周りに合わせるのなら、価値まで、もっと言うと作り手自身まで低く見られても文句は言えないのです。
買う方にも問題があると思います。
ハンドメイドって大体最初のお客さんは知り合いとかお友達です。
私は一つの目安として大して知りもしない間柄なのに「安くやってよ」とか「安くして」って要求する人は友達だと思いません。本当に友達なら寧ろ逆で続けてほしいから適正価格にしてと言います。
あなたは安くなっていいかも知れないけど売る私にとってメリットが無いですよね?全然公平じゃ無いですよ。
安くしてくれた代わりにご馳走するとか物をくれるとかならまだマシですが、安く仕入れて安く売るのとはワケが違うんです。
私はありがたいことに安くしろ、ってあまり言われたことはないですが安くする前提で言われるときは分からないくらいの値を上げておいて安くしてあげた事にしてます。
例えば本来3万円で売る物だったら「3万5千円だけど3万円にするね」って。
それでも納得して払うするから結局はあんまり考えてないんですね。笑
自分で安くする分にはいいんですよ。お世話になってるとかありますから。
でも最初から薄い関係性なのに安くしろはないだろって話です。
ここらへん、趣味でやってるだけだと経験できないから商売って面白いな、いい経験になるな、って思います。
お金って難しいですねって話でした。
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