『もしもウサギにコーチがいたら』を読みながら ③感覚を育てる
ここを読み、思いだしたのはまたもや子育て中の時のこと。
子どもが自分でやったことに満足しているときでも、
つい、「もっとこうしたらどう?」と
余計な一言を付け加えていたものです。
自分の感覚が絶対に、一番、正しい!
どうして私たちはここから抜け出せないんでしょう?
どうして自分の感覚をすぐに押し付けたくなってしまうのでしょう?
「なんでそんなバカなやりかたやってるの!もっといい方法を教えるよ」
その衝動を抑えられない!
でも子どもからしたら、
「これがいい!」と思っているのだから、
他人の言うことに耳なんて貸せません!
ちょっと逆の立場で考えてみました。
思いだしたのは私自身が学生の頃の勉強法のエピソードです。
自分でこのやり方がいい!と信じてやっていましたが、
テストでの結果が伴っていませんでした。
(効果的かどうかより、見た目にカラフルできれいなノート作りにこだわっていました(^_^;)
これじゃダメなのかな?
そう感じた瞬間がありました。
友達はどんなやり方をしているのか?
それが無性に気になりだし、
勉強法をこっそり覗き見したことがありました。
そうして手に入れたのが、重要部分を緑シートで隠す方法!
丁寧にノートに書き写すより、時短で簡単!
教科書は真っ赤で、おどろおどろしい有様でしたが、
試してみる価値、ありそうでした。
私は自分のやり方を見直し、新しい方法を手に入れることができたのです。
(テスト結果がどの程度良くなったか、残念ながら覚えていませんが。)
自分の感覚で「あれ?うまくないぞ?」と感じる時が確かにあります。
きっとそいういうとき、人は周りに目を向け、聞く耳を持ち、
新しいものを取り込む準備が整うのではないでしょうか?
相手の機が熟すのを待つ
見守る立場からしたら、忍耐がいりますが、これが大事そうですね。
当事者としては、
自分の感覚に敏感になり、変化を起こすタイミングを見逃さないこと。
そして、「自分の感覚」は、筆者曰く、
日頃から育てておかないといけない、ということなんですね。
やってみてどうだったのか?
この問いを自分で持てるようになると、感覚が育てられそうですね!