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BUCK-TICKスブロサ

BUCK-TICKのアルバム、スブロサがリリースされましたね。
この怒涛の1年でよくぞ作り上げたなぁ…凄いな…っていうのが率直な感想で、ここ最近はあっちゃんの世界観が際立ったものが多かったけど、そんなあっちゃんが不在でもこんなにもBUCK-TICKってブレずに作品が出来るのかと、驚きました。
以下、個人的ファーストインプレッションです。

百万那由多ノ塵SCUM
「俺たちは独りじゃない」って歌詞だけ、タワレコで雑誌買う列待ちで雑誌パラパラ見てたらネタバレしちゃったんですけど(笑)、実際に曲を聴いたらその後に「はぐれても迷っていても」って続いてここでもう涙腺崩壊した…「風の中いつか会うんだ」ってさ。。
きっとあっちゃんだけじゃなく、今井さんにとって大事な量子の海にいる人たちへ向けた歌詞なんだろうけど、今井さんて本当にこういう人だよなぁ〜というか。。絶対来世でも会うって決めてるんだろうなというか。

スブロサ
これは「異空」の時にもうあった曲って言ってましたね。
曲は全然違う感じだったみたいだけど。あっちゃんが「スブロサやりたかったな」って言ってたからって。その時はどんな曲になってたのかな〜もっとラテンっぽい感じになってたかな〜とか、ちょっと想像しつつ、これ今井さんライブで歌うの大変そうって思うなど(笑)

夢遊猫
やっぱり今回も🐈‍⬛
でも今井さんがそこを作ってくるとは思わなかった。
この曲、回数重ねて聴いてると1番今井さんの本音が出てる気がするんですよね。
「反物質 確認 会えるかな」「夢 遊びに行こう 存在の方法」
会えなくなってしまった人との繋がり方を楽しく考える様にしてるんだな〜って。夜の散歩、一緒にしてるんだね〜って。


From Now On
英彦の歌声!めちゃくちゃ良いじゃないですか!
ボコーダーで遊んでてとても踊れそうな曲。


Rezisto
この曲好きですねぇぇぇぇ。感情を抑えて歌う今井さんの歌い方とても良いです。
去年ずーっと、どうやったらあっちゃんは生き還るのかなって考えてた時期があったんですけど、私にはこの歌詞が人を錬成する歌詞にしか聴こえなくて、今井さんも同じ様なこと頭の隅で思ったりしたのかな…って。豚の臓物はミチロウさんだな?って思ったら、やっぱりミチロウさんの話をしてましたね。


神経質な階段
あっちゃんが自分は神経質だってよく言ってたから、タイトルからあっちゃんしか思い浮かばなかった(笑)
でもなんかこういうタイトルの絵画とか美術作品ありそうですよね。美術館でループで流れてる映像作品の音楽として流れてるイメージです。


風神雷神レゾナンス
最初にラジオで聴いた時、ずっと今井さんが歌ってるのかと思ってたけど、ヒデがちょっと歌い方今井さんに寄せてるよね??ヒデのメロディアスな歌を聞いた後だから、余計にそう思った(笑)
「生き抜くことだ」って印象に残る歌詞。


冥王星で死ね
大好き。イントロからやられる。ひたすら楽しい。
タイトルから想像出来なかった楽曲だったー!


遊星通信
これも夢遊猫と同じ匂いが。あっちゃんとやり取りしてんのかなーって。


Paradeno mori
これもタイトルから想像してたのと違った!
もっとしっとりめなのかと思った、ライブで盛り上がるやつだったー!と衝撃を受けました。
でも、ヒデのストレートな思いを聞いて楽しい曲なのに泣いちゃうんだよねぇ〜(笑)
今しか書けないから、ストレートに出してるんだろうな。


絶望という名の君へ
あったかい曲でしたね。。これ今井さんの歌詞と
ヒデの歌い方がハマりすぎてて、これからも
メロディアスな曲はやれるんだなって思った。
凄く安心したというか。
あっちゃんは死を恐れ、闇に怯え、嵐に傷ついていた人だと思うけど、「絶望という名の君を強く抱いて
決して退かずに歩んでゆく」ってのが今井さんの意思なのかなって思いました。


TIKI TIKI BOOM
これも歌うの大変そう(笑)


プシュケー
時々今井さんて、あっちゃんより絶望感のある歌詞を書く人だなって思う時があって
SCHAFTの「魅」とかそんな印象があって。
プシュケーを初めて聞いた時もそんな印象を持ちました。本人はそんなつもりないかもしれないけど。
あと、やっぱり今井さんが作詞でヒデが歌う曲が好きかもしれない。


ガブリエルのラッパ
プシュケーと同じ様に「祈り」「希い」って出て来るんだよね。six/nineの楽園(祈り 希い)で使われてる単語だけど、争い事の歌詞だからかな


黄昏のハウリング
最初の頃はこの曲聴くと勝手に涙が出て来ちゃって。今は少し慣れましたけど、最後アウトロのギターが無題とか愛の葬列とか思い出して、その時のことブワッと蘇る感覚でまた泣けて来ちゃうという感じ。でもこの曲であっちゃんは歌ってないんだよな〜ってまた寂しくなっちゃって、頭がフワフワする。


あっちゃんが歌うからBUCK-TICKになるってよくメンバーみんな言ってたけど、あっちゃんの世界観が無くてもBUCK-TICKの音は変わらないんだなって思ったと同時に、なんであっちゃんの声が聴こえないんだろう?って本当に不思議に思ちゃって。無意識にあっちゃんの歌声を待ってたり、探したりしていて、頭の中がバグった様でした。

ただ、正直言うとヒデの歌声が少しあっちゃん匂がするというか、今井さんが作詞をしたヒデの曲は、少し今までのBUCK-TICKの匂いがあったので、正直ちょっとホッとしました。
メロディアスな曲をこれからも聴けるのかと。しかもちょっとあっちゃんみがある…と。
40年一緒にいたら、歌い方のクセとか無意識に寄せてるのかもしれないし、逆に今までヒデの仮歌にあっちゃんが寄せてたのかもしれないし。。。
私がそんな風に感じただけかな〜と思ったんですが、BUCK-TICKファンの友達2人にこの話をしたら、同じ様に思ったらしく「わかるー!!!!!」とテンション高めに共感していて、あ、やっぱりそんな風に聞こえてるのかなーと。
友達は、「あっちゃんとヒデってボイトレの先生一緒じゃなかったっけ?だから発声も似てるのかもしれない」って言ってたけど、ボイトレの先生一緒なのかな?その辺り私は分からないんだけど。。 

メンバーはあえてあっちゃんの存在感を消そうともしないだろうし、例え隠しても一緒に過ごした時間が長くて滲み出るんだろうな〜と、アルバムを聴いて思いました。

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