飛行機に乗り遅れる(帰国まで45日)
友達が飛行機に乗り遅れた
一大事なのに当の本人は意外と焦らず、ケロッとしている。
頼むから、焦ってくれ!!!
事の経緯を説明しよう。
朝は普通に起きて、空港にはなんなら出発の3時間前に着いていた。
ご飯でも食べようと、カフェでご飯を食べる。
友達が焦らないのでだべっていたのだが、出発時刻が近くなり、荷物を預けていないことに気づく。
おっと?これまずくね?
と内心思うのだが、友人はなんか焦ってない。
からなんか行ける気がしてしまい、列に並ぶ。
スタッフがきて、確認してくれる。
すると、
え?今もう搭乗始まってるよ?なんでここにいるの????
と言われ、荷物も預けられず、とりあえず行って!と検査場へ
いや、よくよく考えたらそう。
出発時刻の1時間前までに荷物を預けて、なんなら検査も済ませて、搭乗口の前で待つのが定石。
なぜそんなことにも気づかなかったのか。
自分がこわい
焦って、検査場の人に
彼女遅れそうなんです!荷物も持ってけって言われて!
って頭フル回転の英語で伝えたのだが、
それは私たちの責任ではないよね?
なんで私たちが焦らなきゃいけないの?
と言われ、うん、確かにそう。すんません。
となるのだが、日本ならなんかもっと焦ってくれるのになぁなんて思ったりもした。
海外感じた。
何とか友人は検査場をくぐりぬけたのだが、LINEが。
乗り遅れた
いやいやいやいやもっと焦って????
その一言で済むのすげぇよ
誇りに思うよ、そんな落ち着いた大人になりたいよ!
私の頭の中では、私のシェアハウスに泊めてもらえるかオーナーに聞かなきゃとか、別の飛行機の手配とか、金額とか、色々頭フル回転。
しかし、しばらくして、ラッキーなことに、別の東京行きの便に乗せてくれることになったらしく、乗れたと連絡が来た。
よかったああああああ。
私がいたのにすんません。
こんな遠くまで来てもらって、最後の最後で、上手くいかなくて…
空港の人にもごめんなさい
どうか、大切な友人をよろしくお願いします
私も日本に帰る時、気をつけなきゃな
最後はこうして、バタバタになってしまったけど、
振り返ってみると、いい思い出ばっかで、
私ももう残り45日になってしまったけれど、
なんだか楽しもうと思えたし、
なんなら検査場の人に英語で話すとか、切羽詰まれば話せるんだから、なんでも出来るような気がする。
で、期待通りの答えが返ってこなくても、割と大丈夫だ。
もっと、話しかけよう。
なんか、いつも、期待通りの答えを求めて、人に話しかけているのかもしれない。
だから、それが返ってこないのがこわくて、話しかけないのかもしれない。
人間なんて、色々いるんだからやってみないと分からないよな。
どうせ、もう帰るんだから、ぐちゃぐちゃになっても、病んでも、壊れても、人とぶつかってから、帰るのはありだな。
だってここまで苦しみながらも限界を超えながらもやってこれたじゃん。
来てくれた友人から、元気も貰ったし、新しい視野も貰えて、私にとって大きい4日間になったと思う。
ありがとう、何とかなるよね
また日本で。