新テニミュ3rdを観た〜TDCホール編〜
ということで、新テニミュ3rdを観に行ったレポを書きたいと思います。
観るまでの経緯は以下に記してます。
いざ、TDCホールへ
個人的にTDCホールは何度か訪れたことがあるのでスッと向かいました。
予習としてテニプリのアニメを全編、新テニプリは漫画でとりあえずドイツ戦までを猛スピードで履修しました。
そのため、荒削りではありますがある程度の流れはわかっている、といった感じです。
(余談ですが今どきはTDCホールって呼ぶんですね。私が行っていた時はTDCHと呼んでいました。
ホールは略さないのね…
界隈の違いかしらとも思いましたがどうやら時代の流れっぽい。
俳優さんたちがインスタのコメントでこぞってTDCホールと呼んでいたのでなんだか変化を感じた出来事でした。)
物販という戦場
梶田くん演じる美しき柳蓮二のトレカがどうしても欲しかった私は初テニミュでありながら物販に立ち向かうことにしました。
まあ、物販開始時刻くらいに着けば良いだろ〜と軽く思っていましたが…
私の考えが甘かった。
すでにそこそこの人が並んでいる状況。
ここ最近コロナで物販という物販に並んでいなかった私は完全に出遅れてしまったのでした。恐るべしファンの方々の力。
案の定トレカは私が並んでいる途中で売り切れ。
せっかく並んだのでブロマイドを購入しました。
購入したのは柳蓮二をはじめその時からSNS上で仲睦まじい姿を見せてくれていたかわいいかわいい立海三強と、個人的にキャラが好きな亜久津の計4名分。
初めてのブロマイドにホクホクしながら席につきました。
いざ本番!
ホクホクの感情のまま、今か今かと本番を待つ私。
TDCホール屈指の悪い席だったかと思いますが、まあいきなり良席でイケメンたちの顔面を喰らっても逆に困ってしまうので良しとしました。
そして幕が開きスタート。
ここからは超ざっくり感想が繰り広げられます。
はじめに出てきたのは種ケ島先輩。
船で1人でオーストラリアに向かうシーンからスタートでした。
そういえば飛行機苦手なんだっけ、とか思いながら双眼鏡を上げました。
ん???ものすごいイケメンだな?????
ここで2.5次元ミュージカルの強さを実感しました。いきなりハンパねぇイケメン出てきちゃったよ。
そこからというものの高校生が集合する場面では種ケ島先輩を追い続けてしまった私。
確固とした推しキャラがいない状態で観劇しましたが、高校生の推しが種ケ島先輩に決まった瞬間でした。
可愛くてカッコよくてユーモアもあって強いだなんて最高だね!!
個々人の解像度の高さ
物語が進むうちに中学生たちが登場。
舞台の上下から颯爽とかつ全力で走って登場するの、なんか良いですね。青春って感じする。
それはともかく、中学生たちのダンスを見ていて違和感を覚えました。
なんかダンス…バラバラじゃないか?
近年の流行もありダンスというものは一糸乱れぬ均整を保ったパフォーマンスだと認識していましたが、なんかバラバラしてるように見えるのは気のせいだろうか。
足を開く子、閉じている子、腕を上げている角度など…
しかし、しばらく見ているうちに私は気がつくのです。
これはバラバラなのではない!!!それぞれの
キャラクターに合った動きをしてるんだ!!!
考えが浅はかでした。さっきから浅はかさしか発揮してなくて恥ずかしくなるくらいに。
確かにキャラクターを考えると同じ振り付けでも不二は足を閉じるだろうし、亜久津や真田は開くよなぁ、跡部は角度をつけるだろうな、柳は手本のようなダンスを踊るだろうな、白石は無駄のない綺麗な踊りを見せるだろうな…等々。
俳優さん各々が演じるキャラクターの解像度を上げに上げて考えた上でのダンスなのだなと感じました。
さすがだよ2.5次元。キャラクターの命がそこにあって動いてるんだもの。
早すぎる展開
ここまで猛スピードで進みあっという間にプレドイツ戦が終わりました。
正直原作やらアニメやらで予習していないとキツイだろうなというくらいポンポンと物語が進んでいきます。
私はチョロいので幕間にこちらを購入しました。
ほれ見ろ
ちなみにグッズは公演の記念だと思う派なので欲しいと思ったら惜しみなく買うのが私のポリシーです。
気がついたらフランス戦も終わっていたので、ここからは大まかに印象に残ったことを時系列関係なく書きます。
外国人キャストの起用
テニプリ、テニミュといえば中学生たちのテニスにかける熱い想いを描いた群像劇、というイメージですが、今回は海外に挑む青少年たちを描いている訳であり。
世界の選手を表現するために外国人キャストの起用は不可欠であったのです。
そのなかでも日本語が達者な方(ミックスの方かな?)は多くいらっしゃいましたが、そうでない方がいらしたのも事実です。
正直2.5次元という文化すら理解するのが難しいだろうのに、素敵にキャラクターに生命をもたらしてくれていました。
あとは皆さん楽しそうで。
キャラクターとしてもそうですが、裏での皆さんの様子を見ても仲良しで切磋琢磨している様子が垣間見えました。
テニミュだと中学生、とりわけ青学が中心となりライバル校たちが横線となって交差していく様子が見られます。
新テニミュ、とりわけサーステにおいては中学生、高校生、海外選手と、本来ならそれぞれ違う軸で活躍している人たちが交差しあっているのです。
また新たな門戸が開いた、ある意味挑戦的なミュージカルだったと思います。ですが素晴らしいものに落とし込んでくれて、初めてでも楽しめました。
普通のミュージカルとは違った勢い
おそらくサーステは「サーステ」というジャンルを確立しているのではないかというほど特殊感がありました。
私が普段から観ている宝塚とも違うし、サーステ観劇後に観たテニミュ4thとも違いました。
なんだかこう…お祭り感がありました。
もちろんいい意味でです。
コロナによる規制がだんだんなくなってきて、声出しが解禁された時世にはもってこいの楽しさがありました。
とくにフランス戦D2のランウェイとか。初見なのに湧いちゃったよ。お客様からの歓声もとりわけ大きくて純粋に「楽しい!!」と思いながら観ることができました。
テニミュ恒例のベンチワークも健在で、日が経つ毎にその勢いも増していったとか。
TDCホールでは席もあってベンチワークが見渡せなかったのが悔しいですが、どこを観ればいいかわからないという目線迷子状態に陥っていました。楽しいね!!
客席降りの破壊力
お楽しみのひとつ、客席降り。
まあ私は席がアレでしたので直で浴びることはございませんでしたが、上から色々なところの様子を見て楽しんでおりました。
これこそどこを見れば良いかわからなかったけど、個人的に亜久津が端っこの方でダルそうに突っ立っているのがそれはそれは良かったです。
こういう擦れてる子、かわいいよね。解像度爆上がりでした。
あとは入江奏多。端っこオブ端っこの私たちの席にも目線をくれて手を振ってくれました。あの優しい微笑みを私は忘れない。
ささやかながらお手振りを返しました。
他にもコールアンドレスポンスも名物ですね。
私が行った会は高校生から徳川カズヤが担当だったのですが。
徳「俺が世界を取るのはー??」
客「義ー!!」
みたいなレスポンスだったと記憶しています。
初めて義ー!って叫んだよ。
多分だけど義って叫ぶの新テニミュ以外にないよ。
ミュージカル三国志とかで文帝が「俺が治める国はー??」とかコールしない限りないよ。
そんなことはどうでもよいですが、最初から最後までしっかり楽しみました。
楽しかった!!!
新たなエンタメに触れられてとにかく楽しかったです。もちろんこれはテニミュでもこれまでの新テニミュでもないんだろうな、ということを踏まえて楽しめました。
…なぜタイトルがTDCホール編なのかって?
立川も行きました。
やっぱり全貌を俯瞰から観たいなぁと思い思わずチケットを増やしました。
細かな感想も立川の感想と踏まえて近いうちに書きたいと思います。
立川編も書きました