何度でも嵐に恋をする
2024年11月3日。
嵐デビュー25周年。でも、2024年現在、この芸能界に嵐はいない。"嵐に似た何か(by櫻井)"がこの世界のどこかに存在するだけ。
遡ること9月15日。
嵐からたくさんのプレゼントが発表された。
きっと、嵐5人とスタッフさんたちが知恵を絞って私たちに25周年のプレゼントを考え抜いてくれた結果なんだろうな、と思うと、それだけで胸がいっぱいになる。
思えば嵐からは幸せをもらったことしかない。
もちろん実体を伴った嵐のライブをまた見られることが1番だけど、2021年から私は、個人的に「嵐復活してほしい」とは言わないようにしてきた。余計なプレッシャーをかけたくないのと、現実的に厳しいんだろうなと思っていたからだ。
だから、たくさんのプレゼントが発表されたとき、心の底から「本当にありがとうね」と思った。復活以外の、出来うる限りのプレゼントを集めてくれたと思った。
11月3日。朝からお祝いのツイートで溢れていた。私もツイートしたし、ストーリーも更新した。
毎年文化の日でお休みなのも嬉しい。国民の祝日だね。
12時からMVが公開されることは決まっていたけど、同タイミングで特設サイトが公開されることも突然発表された。相変わらず嵐はサプライズが好きなんだから!♡
怒涛のMV公開に笑いながら、懐かしいな〜とMVを再生しつつ、ふと特設サイトを思い出して開いた。そこには、動画が1本あるだけだった。「あ、お祝い動画か〜」と軽い気持ちで再生すると、真っ暗闇の向こうから聞こえる複数の声と、懐かしい色分けのテロップ。
え、これってまさか……
そこに、5人がいた。間違いなく嵐5人だ。
ほんの数分間のやりとりだったけれど、顔なんか一切見えなかったけれど、嵐の空気感だってすぐわかる。胸がじわじわする。もう5人揃った姿を見ることはないと思っていたから、2024年の5人を感じることができて、オタクはそれだけで嬉しい。FCに入り続けた意味を強く感じることができた。2021年になって虚無の中過ごす日々の中で、「25周年」をひとつの目標にして生きてきた。きっと嵐は、25周年を大事にしているって心の中で信じていたから。嵐の活動休止とともに社会人になった私は、がむしゃらに日々を過ごす中でこの日を待ち続けていたのかもしれない。
その日の夜のオトノハ。まさかのイレギュラー更新。
課金制ブログなので詳細には触れないが、動画撮影の裏側を書いてくれてた。ありがとう。それを読むと、ますます動画のありがたみを感じる…。
この動画も奇跡だったんだなあと思うし、5人がいかに私たちのことを考えてくれているか、愛が伝わって仕方がない。そして何より、そんな"嵐に似た何か"ではない"嵐"がまた見られることを、誰よりも翔くんが望んでいたんだなと思ってしまう。
活動休止の話し合いをしていた頃から、翔くんはきっと誰よりも嵐がなくなってしまうことをつらく思っていた。でも、誰よりも自分がまとめなきゃって思っていた。2020年は翔くんの言葉の端々から葛藤する心を感じては、心配していた。2020年最後、堪えきれず涙を流す姿に、ようやく本当の思いを表現できたのかもしれないと思って少し安心したのも思い出した。2021年明けても夢に嵐が出てきて、切なそうにブログを更新してしまう翔くんが、やっぱり見ていて苦しかった。だからこそ、あの動画の時間"時が止まったように"感じていた翔くんの胸の内を思うと、熱いものが込み上げて仕方がない。何度も世界線をやり直す主人公を見ているような、そんな切なさが彼にはあるんだと思う。
偉そうだけど、私は根本的な何かが翔くんに似ていると思う時がある。シンパシーを感じて、また切なくなる。でもよかった、彼はまたきっと"嵐"を感じられたんだと思う。
2024年11月4日。
ARASHI FILM CONCERT TOURに参戦する日だった。私が嵐コンに初めて参戦したときに一緒だった、嵐のときには何度も一緒に過ごしてきた友達と、久しぶりに会った。5×10なんてもう何年も見ていない。もしかしたら、2010年当時見たきりかも。
5×10が行われた2009年は、私が嵐ファンになった年である。世にも珍しいヤッターマン落ちの櫻井担である。
だからこそ初めて私が買ってもらったコンサートDVDだし、初めて見たライブだし、「ライブ行きたい」と言っては母に怒られていたのを思い出す。
5×10の記憶はちらほらある。でも、改めて見ると気づくことがたくさんあった。
・国立(旧)広いなあ
・やっぱりみんな若いなあ。でも顔のかっこよさ変わらない。
・声少し高いかも?
・え、待ってCrazyMoonかっこよすぎない!?ガシガシ踊りすぎでは!?
・truthのフライング強風吹きすぎwwさすがに怖い
・伝説のスケスケ衣装まじでインパクト強い
・瞳の中のGalaxyとかWe can make it!とかライブでやってるの久しぶりに聞いた〜!名曲!
・うぃーきゃんってコーレスするんだ!?
・ココロチラリとかアレルギーとかできるだけとか!懐かしの名曲泣ける( ; ; )
・5×10の相葉ちゃん絶対泣いてたけど、5×10前の松潤もちょっと泣いてたよね
・明日に向かって、当時はよく知らなかったけどいつぞやのカウコンでタキすばがやっててハマったな〜
・国立を縦横無尽に駆け巡りすぎ!!体力すごい
・10年でほんとここまで人気得たな〜!ちなみに言うとここからもっとすごいよ君たち
2009年から15年(!)経って、変わってしまったものなんて山ほどある。嵐は活動休止してしまうし、あれだけ愛していたジャニーズ事務所はなくなってしまったし、メンバーは結婚するし、子供も生まれるし、あのがむしゃらな"若さ"はない。でも、変わってないなと思うものもある。根本的なかっこよさとか、仲の良さとか、ファンと嵐の暖かさとか、曲の良さとか、ライブ見ただけで、松潤のポンパ見ただけで一気に2009年に戻ったもの。タイムスリップしたかと思った。後半本当に国立競技場にいると思った!終わった後友達に「今何年?」って聞いちゃった。
この曲の歌詞が改めて沁みた。
謎にテンションが高い翔くん。フライング怖かっただろうな。ラップがカッコ良すぎるんだって。とまどいながらのダンスかっこよすぎるって!
ジャズアレンジでおしゃれに舞う潤くん。CrazyMoonの決め台詞はあんたにしか言えない。
言葉より大切なもののにのの歌声は一生もの。Beautiful daysの落ちサビも最高だった。大野くん一生いじってて好き。台ジェネのセリフ完コピありがとう。
「最高だぜ!」ってずっと言ってる相葉ちゃん。嵐が誰よりも大好きで涙もろいところ好きだよ。
かっこつけるわけでもなく、でもさらっと踊るステップが軽やかで、A・RA・SHIの最後の「for...」がうますぎる。
…あれ、嵐ってかっこよくない?
お互いの愛に溢れているし、本当に5人揃ったとき楽しそう。幸せそう。そしてかっこいい。やっぱり私は何度生まれ変わっても2009年の嵐に出会って、恋に落ちてしまうんだと思った。
ほくほくした気持ちで帰宅すると、そこには本物のプレゼントが届いていた。25周年記念トートバッグ。愛をとにかく形にしてくれるグループだ。本当に好き。
25周年のあれこれを経て、5×10で2009年の嵐にもう1度触れて、やっぱり私の身体は嵐でできてるんだと思った。誰かを強く愛し、推すこと。そのベースは嵐でできている。
私は今日、改めて嵐に恋してしまったらしい。
2024年現在、芸能界には存在しない。でも、映像を再生すればいつでも会える。音楽を再生すればいつでも会える。そんな環境を整えてくれた嵐に感謝。
それだけで十分なんだけどね。でもやっぱり、今日だけは言わせてほしいかも。わがままだってわかってるし、難しいこともわかっている。今日だけ許してほしい。
また嵐に、会いたいなあ。5人揃った姿を見たいなあ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?