新興TCGの制限速度について
はじめに
新興TCGの定義
ONEPIECEカードゲーム
ドラゴンボールスーパーカードゲーム
名探偵コナントレーディングカードゲーム
ロングセラータイトルとの差
おわりに
1 はじめに
みなさんこんにちは。うぇるきょと申します
普段は主にデュエルマスターズの1プレイヤーとしてカードゲームを楽しんでいるオタクです
さて、今回の主題は
「新興TCGの規制カードの輩出速度が異常なのではないか」
というものです
デュエルマスターズをプレイしていても他タイトルをプレイしていても、カードの規制というのは付き纏ってくるものです
一部例外はありますが、基本的にゲーム環境を健全にするために行われるので、必要不可欠なイベントであるというのはカードゲーマーの共通認識であると思います
しかしながら規制の回数、又は頻度が多すぎたり早すぎたりするとカードゲームの醍醐味でもある「メタゲームの変遷」が味わえなくなるのもまた事実です
この記事を思いついた時点では「新興TCGは規制回数があまりにも多い」という勝手なイメージを持っている事だけは伝えておきます
今回は様々な新興TCG並びにロングセラータイトルを比較し、それぞれの規制に対する考えなどを深堀していきます。
注意点
「新興TCGの規制カード輩出速度が異常」
というのはあくまで個人の感覚であり、ルールの違うタイトルに優劣を付けるつもりではありません。
また、なるべく詳細に調べながら記事を書いていますが誤りが含まれる場合があります。
デュエルマスターズ以外のタイトルは完全にエアプなので環境面での話はほとんど触れません
あくまで「規制発表頻度や時期」にフォーカスを当てています
拙い文章ですが最後まで読んでいただけると嬉しいです
2 新興TCGの定義
ここでは新興TCGの定義についてざっくりとお話します
ここでの新興TCGの定義は
「直近2年以内に発売され、特にプレイ人口が多い」
タイトルとします
一例としては
・ONEPIECEカードゲーム
・ドラゴンボールスーパーカードゲーム
・名探偵コナントレーディングカードゲーム
・シャドウバースエボルヴ
などになります
こうして並べてみるとやはり日本人に馴染み深いキャラクターのタイトルが多いことが分かります
この中でも特に傾向がわかりやすい(書きやすそうな)
・ONEPIECEカードゲーム
・ドラゴンボールスーパーカードゲーム
・名探偵コナントレーディングカードゲーム
の3つに絞って考察をしていきます
3 ONEPIECEカードゲーム
ここからは先程挙げた3つの中からタイトルを1つづつ深堀して解説します
ONEPIECEカードゲーム最初の規制カードはこの2枚
ONEPIECEカードゲームがリリースされたのが2022年7月
リリースされてから禁止カードが出るまでに約7ヶ月になります
これは今回比較するTCGの中でも最遅です
それがいい事かどうかは置いておいて、注目するべきはその回数でしょう
ONEPIECEカードゲーム規制施行表
ONEPIECEカードゲームにおける規制回数は2年で3回と、この記事を思いついた時の予想に反してかなり少ない事が分かりました
最初の2回までは1年毎に、そして今年は9月にも規制があった様です
続いて公式の規制理由を見てみましょう
公式ページの説明文から最終的な理由を超簡単にまとめました
これはほぼ全てのカードゲームに言える事ですが、環境の多様性を重要視しているようですね
他にはストレスになるカードや、ゲームそのものの面白さを重要視した規制も見られます
当時どれほどの環境支配力があったのかについては分かりませんが、3回目の規制にかかったカード達は環境というよりかは「ゲーム体験としての面白さ」を重視した感じがありそうです
ONEPIECEカードゲームは特にこれまでTCGをやったことが無いプレイヤー(初めてTCGに触れる方)の層が厚く、それを踏まえての制限頻度という考え方もできるかもしれませんね
なんども言いますが、デュエルマスターズ以外はエアプなのでこの辺りの考察も間違っているかもしれません
ONEPIECEカードゲームのまとめ
・特にゲームに対する「体験」を重視した制限傾向
・2年で3回の規制頻度は比較的遅い
・リリースから7ヶ月禁止カードが出なかったのは、今回例に挙げるTCGの中でも「頻度」という点だけで見れば1番丁度良さそう
4 ドラゴンボールスーパーカードゲーム
ドラゴンボールスーパーカードゲーム最初の規制カードはこの3枚
ドラゴンボールスーパーカードゲームがリリースされたのが2024年2月
リリースされてから禁止カードが出るまでに約5ヶ月になります
ここで注目するべきは、ブースターパック第2弾が発売されてから2ヶ月で禁止制限カードが生まれたということです
ドラゴンボールスーパーカードゲーム規制表
リリースされてから5ヶ月で1回目の規制
少し早すぎるんじゃないかと個人的には思いました
規制回数が1回しかないので特に語ることはありませんね
続いて公式の制限理由を見てみましょう
やはり全カードゲームに言えることですが、好ましくない体験をもたらす可能性のあるカードが規制されています
ここまでふたつのTCGを見てきて思ったことがあります
それは「想定外の挙動」を理由に制限されるカードが無いということです
デュエルマスターズの話にはなってしまいますが
今とあるカードが大会の進行を阻害するとして
各地で独自の禁止措置を取る店舗が増えています
20年以上遊ばれているカードゲームとココ最近リリースされたカードゲームを比べるのもナンセンスですが、そこが新興TCGの健全なゲーム性にも繋がると思います
ドラゴンボールスーパーカードゲームまとめ
・2弾時点で禁止制限カードが出てしまっている
・一方的なゲーム展開を引き起こすカードが規制される傾向にある?
・規制頻度としては早すぎる可能性も
5 名探偵コナンTCG
名探偵コナントレーディングカードゲームにおける執筆時点での規制カードはありません
その点においてはコナンTCGを選んだのは少しミスったかもしれません。
名探偵TCG規制表
本記事の中で最新タイトルとはいえ約5ヶ月間制限カード無しというのはなかなか優秀ではないでしょうか
それだけカードパワーのあるカードが少ないという事なのかもしれませんが
規制が少ないというのは必ずしもいい事とは限りません
例えば環境がマンネリ化してしまってユーザーが飽きる場合が想定されます
しかし名探偵コナンという圧倒的なネームバリューによってコレクション路線でも人気を博しているというのは素晴らしい事ですね
こちらも特に語ることはありません
本当にコナンTCG選んだのミスですね
この主題において適切ではありませんでした
名探偵コナントレーディングカードゲームまとめ
・規制しなくても良いくらい良環境(なのか?)
名探偵コナンTCGだけ短くてごめんなさい
プレイヤーの方々にお詫びします
6 ロングセラータイトルとの差
ここからはロングセラータイトルとの差についてお話していきます
ここで言うロングセラータイトルは主に
・ポケモンカード
・遊☆戯☆王
・デュエルマスターズ
・MTG
を指すものとしてお考え下さい
まずこれらのタイトルは全て20年以上の歴史を持っています
そこで培われたノウハウなどもありますし
今までに出てきたカード同士のシナジーによって新興TCGとはまた違った規制が成される場合があります
そして個人的に上記4つのタイトルと今回紹介した3タイトルで決定的に違うと言っていいのは「複雑さ」
だと思います
遊戯王を例に挙げます
友達同士ではありますが自分も現代遊戯王を遊ばせてもらっています
遊戯王には効果処理が多かったり宣言タイミングが〜の様なカードが沢山あり、とてもではありませんがカードゲーム初心者が取っ付きにくいタイトルだと思います(上記4つの中でもポケカ以外もそう)
そんな複雑なゲーム性に慣れたプレイヤーからすれば、カードゲーム黎明期の様な数字だけで戦うゲーム性には戻りずらいのかと思います
その為新規層も獲得しつつ、既存カードゲーマーにもプレイしてもらいたいであろう新規タイトルも、第1弾からカードパワーを上げざるを得ないのでは無いでしょうか
結果としてオーバースペック気味になってしまい早々に規制されてしまう。そんな事が起こってるのでは無いかと思うのです
そしてこれは主に
・遊戯王
・デュエルマスターズ
・MTG
の3タイトルについてですが、プレイヤーの高年齢化が進んだのも関係していると思います
子供の頃は長いテキストのカードが理解しにくかったのでは無いでしょうか
しかし今高校生大学生社会人と大人のプレイヤーが大半を占めるようになり、複雑でギミック性のあるカードが楽しまれる風潮にあると考えています(個人の意見です)
遊戯王1弾やデュエマ1弾クラスのカードパワーを新規タイトルで実装してもすぐに飽きられてしまうのも関係しているでしょう
7 おわりに
ここまで読んでくださり本当にありがとうございました
ここまで書いたのはあくまで個人の意見です
皆さんのご意見などあればお気軽にコメントしてください
ではまたどこかでお会いしましょう
ありがとうございました