新しいクラシックの楽しみ方(その2)
つれづれ音楽雑感 第5回
今回は幸せな気持ちになれる演奏の第2弾
コンクールの動画を見てとても感動しました。
世の中捨てたもんじゃない。
音楽を通じて、人と人が心をここまで共有しあえるのかと感激した。
アジア人の小さな可愛らしい女の子がステージに登場します。
その笑顔も勿論、可愛いけど、それじゃありません。
次の瞬間、一転、女の子の表情は真剣になります。
それはそうだよな、バイオリンコンクールの最終ステージだから
きっと、真剣にひたむきに練習を積み重ねて臨んでいるはず。
演奏曲はビバルディの四季
(私のクラシックの原点でもあり、この動画にたどり着いた理由)
小さな女の子の可愛さは
当然、合奏団員の笑みを誘いますが
コンサートマスターの女性はいたって真剣
大きく目を見開いて、女の子の演奏にシンクロさせます。
けして子ども扱いしない。
女の子の演奏もすばらしいです。
天性の落ち着きとか、演奏家としての適正を感じさせます。
女の子の見事な演奏が、同じ音楽家の魂に共鳴しているようです。
本気にさせている。
身長にミスマッチなほどのバイオリンを一生懸命、巧みに奏でます。
最後の音を終えた瞬間
コンサートマスターの女の人は
一転、満面の笑みで女の子を称えます。
とても美しく感じた。
勿論、聴衆も笑顔で拍手。
会場の中がとても幸せに包まれます。
それがとても立派で素敵だと思った。
”音楽に国境はない” とあまりによく聞くけど
ビバルディの地元の合奏団が東洋から来たの女の子を
心の底から本当に受け入れている。
見事に一体になって音楽を奏でている。
勿論、女の子の音楽のすばらしさが、すべてを引き寄せた。
長い真剣な練習の成果によって磨かれた女の子の音楽が
同じ音楽を愛する演奏家の心を掴んだのです。
世の中捨てたもんじゃない。
心は通じ合えるもんだと幸せな気持ちになれました。
動画をお楽しみください
(最初と14分以降が特におすすめ)