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座喜味城跡の機能美

気まぐれ沖縄通信 第80号(2024年12月

沖縄の城(グスク)の中で一番美しいと評される座喜味グスクを投稿します。
冬の貴重な晴天に誘い出され、最初に向かった場所です。


グスクそのもの

最初の入り口へのならだかな上り

綺麗な松林(リュウキュウマツ)が城(グスク)へと来場者を誘います。
以前に投稿済みの勝連グスクに比べると、シニアでも比較的楽に安全に登れます。
しかし、これは罠かもしれないのです。


最初のアーチ門

他の世界遺産の大型グスクと比較して規模は小さいですが、実は軍事的な機能に特化したグスクかもしれません。

最初のアーチ門から城内へ誘い込まれた兵士たちは、外郭を取り囲む守備の兵士からの攻撃を受けて逃げられません、袋のネズミと化します、罠なのです。

上空からの写真 https://www.orionbeer.co.jp/story/zakimi-castle/

勝連グスク等は、独立した交易主体として繁栄を誇った按司の拠点にふさわしく、様々な施設がグスク内にあり、規模や豪華さや出土遺物も多岐にわたるらしいけど、ここは板葺き屋根だったと考えられており、専ら軍事的な機能に特化していました。
北山(今帰仁グスク)方面を監視する目的があったようです。


アーチ門から松林を見る

名築城家との誉高い護佐丸は、はじめは山田グスクを拠点とする按司でしたが、中山王の臣下として座喜味グスク、中城グスクを建築したと伝わります。


機能美の石垣

機能を極めたら、気が付けば美を備えるの例かもしれません

石垣から生えた草の影がなんとなく美しい


年季の感じられる石垣

グスクの頂上からの絶景



でも、かつての軍事的な機能など今はどうでもよく、非常に絶景の美しい展望台のようです。

遠く伊江島が見えます。

手前のサンゴ礁は真栄田の集落まえ、真栄田岬は沖縄の最も有名なシュノーケリングスポットです。


西のケラマ諸島方向


グスク下の山肌

ここは沖縄本島中部と北部の境界付近であり、ヤンバルの森とも連続しているので自然が豊かです。

ここで、珍しいチョウの撮影をしました。近日に投稿予定です。
グスクの上空付近は、しきりにタカ類が旋回していました。
でも今回は野鳥撮影は封印しました。


かなりトリミングで拡大した西海岸の都市地域


これもかなりトリミングしてあります。那覇空港の管制塔が見えます。


本部半島方向、今帰仁グスクの方向

城壁の外の美しい松林等

グスクを見上げる場所のススキ

ススキもグスクに似合います。どこかノスタルジック感が増す感じです

ここは、本当に松林が美しです。

グスク下の斜面に生える松


グスク下の斜面の松


グスクと松の影が美しい


石垣に影さすリュウキュウマツ


美しい松林、散策できる遊歩道が楽しいです。

あまりに美しいので、気がつけば4時間も経過していました。
食事と休憩目的で残波岬に移動したので、残波岬の方を先に投稿しました
(ミュージアムが定休日のため周辺の飲食店も休みでした)

美しい植物やチョウも近日に投稿します。

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