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私のバッハ

つれづれ音楽雑感 第6回


なんと不遜なタイトルか

楽譜さえ読めない私とバッハを語るとは

中学生の頃にクラシックに目覚めた者として
当然、バッハくらいは知識があった。
音楽教室に肖像画があった。
トッカータとフーガ はいつの頃か分からないけど知っていた。
けど、それほど心に刺さらなかった。

NHKで舘野泉さんのドキュメンタリー番組を見た。
シャコンヌに感動した。
早速、バイオリンの無伴奏を聴いた。
やはり素晴らしかった。

もう一つの体験
タイトルも思い出せないけど
音楽教師の女性が、あまり裕福でない地区の子供たちにバイオリンを教える映画?
2つのヴァイオリンのための協奏曲の第2楽章 
が使われていて心に浸みた。

もう一つの体験
社会人になりカラオケにはまりクラシックから遠ざかった時期があった。
子供が生まれ、幼児教材のBGMとしてG線上のアリアが使用されていた。
ああ、やはりクラシックはいいな。

時系列は自分でも不明だけど
今やバッハは大好きだ。

バッハは晩年すでに時代遅れの作曲家とみられていたらしい。

メンデルスゾーンの再発見がなければもしかしたら私の知ることもなっかっただろう。

あのブラームスにして、「こんな曲が書けたら」
と言わしめたのが 
シャコンヌだ。

300年以上前に生まれた作曲家とは信じられない。

私が人生の一番最後に聞きたい曲だ。

これほど魂を揺さぶられる曲はないと思う。

いろいろもがいて生きてきたけど
結局、だれにとっても時間切れとなる。
「人間だから、それでいいよ、それしかできない」
と、言ってもらえる気がする。


J. S. バッハ / 2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV 1043 
第一楽章もすばらしいけど、第2楽章はほんとに、やさしくいたわってくれますよ。



シャコンヌ・・・人生の最後に聞きたい



館野泉さんについて知りたい方におすすめ



はじめての方にお勧めのG線上のアリア


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