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立場の入れ替わり

遠い記憶の回想(第3回)


円が強かった頃
JAPANアズナンバーワンとか言われていた頃
”山手線の路線価格で全米の国土が買える”
とか日本が浮かれていた頃かな

故障した中古車を押している若いアメリカ兵を見かけたとき
可哀そうだった。

かつては、
私の父や母が米軍基地で働いていた遥か昔


中学を卒業した父は
米軍基地内でガーデンボーイと呼ばれる仕事をしていた。
たぶん、草刈りとか清掃とかだろう。

母も同じ頃中卒で
住み込みのHouseメイドだった。

子供の頃母が話してくれたところによると
週末にはお金が無くなり食材にも不自由するほど、下っ端の兵隊でも
住み込みのメイドを雇えたらしい。

週末にバスで片道長時間かけて帰省するが

わずかばかりの賃金なのに
祖母がお醤油を購入してしまい
米軍基地に戻るお金が無くなり困ったとか話していた。

すでにエアコン完備だったそうだ
自家用車もあった。
私の子供の頃にはまだ両方が無かったけど

最近読んだ本で
連邦政府の定義では
ロスアンジェルスの4人世帯の
貧困世帯の定義は世帯年収1300万以下らしい

今、県内では米軍基地関係者向けの賃貸住宅は
軍指定の間取りや設備の基準要求が厳しく
階級にもよるけど
家賃手当が16万から45万くらいするらしく
家賃も相応に高いらしい。

日本は、今や再び、世界の物価から置いて行かれつつあるのかもしれない。

時代が変われば立場など容易に逆転するのだな。

でも、プライスレスの安心安全が日本にはあり
日本にいるだけで幸せなんだなと感じました。

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