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【胎教絵本】星降るちいさな森

こんにちは。
今夜は、お腹の赤ちゃんと一緒に、心安らぐ時間を過ごしてみませんか?
お母さんの穏やかな気持ちは、赤ちゃんにも優しく伝わると言われています。
この朗読を通して、母子ともにリラックスしていただけたら嬉しいです。

それでは、静かな夜にぴったりの物語をお楽しみください。



「星降る小さな森」

ある静かな夜、小さな森に月の光が降り注いでいました。
木々は優しく揺れ、小川のせせらぎが心地よいリズムを奏でています。
そんな森の中に、ひときわ目を引く大きな木がありました。
この木は、森の動物たちから「星の木」と呼ばれ、みんなの憩いの場になっていました。

ある晩、星の木の下に集まった動物たちは、穏やかな月明かりを浴びながらおしゃべりをしていました。
「今日の空はとても綺麗だね」と、ふくろうが優しくつぶやきます。
「星たちが、まるで私たちにささやいているみたいだわ」と、うさぎが微笑みました。

そのとき、小さな流れ星が森の上をすっと横切りました。
「あれを見たかい?」と、リスが興奮して声を上げます。
動物たちは星の木の下で願い事を始めました。

ふくろうは、「森がいつまでも平和でありますように。」
うさぎは、「みんなが幸せでいられますように。」
リスは、「もっとたくさんの木の実が実りますように!」と微笑みながら祈りました。

そして最後に、星の木自身も、そっと願い事をします。
「私の木陰が、みんなの心を癒せますように。」

夜が更けるにつれ、動物たちは一人、また一人と木の根元で眠りにつきました。
星の木はその大きな枝を広げて、みんなを優しく包み込んでいました。
月の光がやがてやさしく薄れていき、森は静かな眠りにつきました。

いかがでしたか?
お母さんの心が穏やかになることで、そのやさしい波動は赤ちゃんにも届くと言われています。
どんなに忙しい日々でも、ほんのひととき、こうして心を落ち着ける時間を作ってくださいね。

お腹の赤ちゃんと一緒に、穏やかな夜をお過ごしください。
それでは、良い夢を。

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