分譲マンションの漏水対応スペシャリスト
分譲マンションの漏水対応は困難
前回は、分譲マンションの漏水対応は、初期対処で膨大な連絡が必要であり、管理組合の理事や、不慣れな管理会社のフロントマンや不動産業者ではスムーズに対応しきれないことを述べた。
今回は、そんな分譲マンションの漏水対応のスペシャリストがいることを紹介する。
漏水は、住民への対応の他に修理の手配なども必要である。では、プロはどのように対応しているのだろうか。
分譲マンションの漏水における関係者
まず、分譲マンションの漏水での関係者について整理しておこう。以下に漏水に関係する人や組織を列挙する。
① 漏水原因部屋の区分所有者
② 漏水原因部屋の住民である占有者(自分で購入して自分で居住している場合は①と同じ。賃貸に出している場合は入居者がこれに当たる。)
③ 漏水被害部屋の区分所有者
④ 漏水被害部屋の占有者(自分で購入して自分で居住している場合は①と同じ。賃貸に出している場合は入居者である賃借人がこれに当たる。)
⑤ 管理組合(所有者が加盟する共有部分の管理を行う組織)
⑥ 管理会社(管理組合から委託を受けた業務を行う会社。漏水についての契約をしている場合に関係する。)
⑦ 原因・被害部屋の区分所有者が加入している損害保険会社
⑧ 原因・被害部屋の占有者が加入している損害保険会社
⑨ 管理組合が加入している損害保険会社
このように、分譲マンションの漏水には実に多くの人や組織が関係している。漏水対応のスペシャリストは、このように多様な人や組織と速やかに連絡を取り合うフロント対応を一手に引き受けてくれるのである。そして、フロント対応と同時に、修理業者の手配もしてくれるのである。
分譲マンションの漏水の特徴
分譲マンションは、区分所有者が専有する「専有部分」と区分所有者全員で共有する「共用部分」に分かれる。これについては、過去のブログ「マンションの管理ってどうなってるの?」にてご説明したとおりだ。未読の方はご参照いただくとよいだろう。
そして、漏水の原因箇所が修理の専門家などの目視によって特定されるまでは、管理組合または管理会社が主体となって調査が進められる。
原因が専有部分であることが確定した後は、原因部屋の区分所有者と被害部屋の区分所有者が賠償について話し合うこととなる。
管理組合や管理会社は、原因箇所が特定できた後は、関わることが無くなる。
漏水対応のスペシャリストは、この際の共用部分と専有部分について正確に把握することができる。
これは、保険金請求の際に非常に重要なことである。しかし、一般の人にとっては、専有部分と共用部分の切り分けは非常にわかりにくい。なぜなら、見た目で判断できるわけではないからだ。漏水対応のスペシャリストは、速やかな保険金請求のためのサポートまでしてくれる。
漏水対応のスペシャリストのもたらすもの
では、最後に、漏水対応のスペシャリストがやってくれることをまとめておこう。
① フロントマン対応
② 修理業者の手配
③ 保険金請求のサポート
漏水対応のスペシャリストは、フロント対応から修理手配、保険のサポートまでをトータルでやってくれる。
ということは、日々の生活の中で「もし、漏水が起きたらどうしよう?」と心配することがなくなり、「漏水が起きても、プロに任せられる!」と、安心が得られるようになる。
ストレスの種を1つ減らすことができるのだ。ストレスだらけの現代社会において、ストレスが減らせる、というのは、稀な機会である。
起こりうる漏水事故に備えて、準備をしておく。備えがあることで安心できる。
だから僕は、漏水対応のスペシャリストを知っておくことをお勧めするのである。
この記事は、辻監修の元、YoshikoGPTにて作成しました。