後期高齢者が初めての電気自動車を購入するという話⑦
条件を伝えて待つ事数日。馴染みの中古車店から条件に合いそうな車が入荷したとの連絡を受けた。日産リーフ、平成30年式。色はパールでグレードはGプロパイロット。走行距離は4万キロいかないくらいで電池の劣化も見られないという。電池の劣化が見られないというのはどのような客観的なデータであり指標なのか?そこを質問するとメーターパネルの表示を見て確認したという。前の型のリーフ(ZE0型)であれば電池残量表示の脇にいわゆる《残セグ》が表示されており残りセグがわかる。新車の時は12セグで劣化すると10とか8とかになりそれに伴い満充電時の走行可能距離も減っていくのが見える化されるという恐怖の表示機能だ。現行型のリーフ(ZE1型)はその恐怖の残セグ表示はメーターの第一階層には無く、ステアリングスイッチで色々と操作するとわかるらしい。まあこのあたりは後ほどゆっくり確認するとして概ねの状況を理解した結果、父親に改めて発注意思を確認したところ予算内であるので注文する事とした。現車を見ないで注文するのはリスキーでもあるが以前から懇意にしている店なので信用して納車を待つ事とした。
納車までの間に改めて電機自動車ならではの準備をする事にした。まずは実家に充電設備を導入しなければならない。充電設備の導入は初めてなのでまずは基本的な事をネットで調べる。電力はいくらにするべきなのか?リーフは100V(ボルト)では充電出来ないらしい。200Vの充電器の設置が必須という事がわかった。コネクタ形状は何種類かあるのか調べたところ、日本ではテスラとそれ以外で分かれていてリーフの急速充電規格は《チャデモ》式である事がわかった。200Vの場合はJ1772規格(意識して選ばなくても設置工事業者はJ1772規格で提案してくるみたい)の普通充電タイプでやれば良い事もわかった。普通充電があるという事は《特別充電》とかあるのか調べたら《急速充電》というのもある事がわかった。だがしかし一般家庭が主に充電するシチュエーションは普通充電で夜寝てる間にするのが主流らしく、急速充電を設置する一般家庭は無いとの事が判明した。尚、急速充電器は非常に高価でかつ、大電流が流れるのでそもそも一般家庭では検討の俎上に上がる事がない事も、後々の設置工事業者との打ち合わせで判明した。