第43話 世界の片隅で細々と愛を嘆く
世界の片隅で愛を叫ぶ、なんて言葉がある。私の場合は「世界の片隅で細々と愛を嘆く」だ。更に言うなら「世界の片隅というかTwitterなのかXなのか訳分からん沈み掛けのSNSでフォロワーも特にいないのに延々と君について愛を嘆く」だ。
たった一人について、それももうとっくに過去になった人物について、ずっと嘆き続けているのは人としてどうかと思う。しかもそれを勝手に小説にするのもどうなんだろう?
普通に気持ち悪い所業であるのは間違いない。執着がエグい。
それにしても、私をチラリとでも見かけた人は、どんな気持ちにさせられるのだろう? うわあこいつやべえ激重メンヘラじゃん、とか思っているんだろうか? ゴールデンボンバーもドン引きする女々しさだな、とか思うんだろうか? 全くもってその通りだ。
私はどうせ、凄まじく女々しくて執着心が酷いくせに破滅的なので大好きな君さえ追いかけられない激重メンヘラだ。どうせそうなので、今日も今日とて君を勝手に小説化する。