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一生小説だけ書いて死にたい
2024年5月2日 18:18
君に誕生日を祝って欲しかった。ただ、おめでとうの一言があれば良かったのだが、結果から言えばその一言すらなかった。 仕方が無いとは思う。君は記念日とか忘れるタイプだったし、常に予定を詰め込んでいる忙しい人間でもあった。仲が良かった頃でさえ、君は平然と、翌日とかに祝いの言葉を送ってきた。じゃあ、諦めるにはまだ早いのかもしれない。 対して私は、誕生日や記念日にうるさい人間だ。どうでもいい人間の誕生