ASD年長5歳娘 バンコクでの就学準備に向けて
我が家の娘は5歳ですが、早生まれなので今年長。来年4月から小学生になります。東京で暮らしていれば、区の就学相談を受けて就学先を決めていくという手続きになります。
バンコクにおいては、特に相談機関はないので個別に入りたい学校にアプローチをする事になります。
日本人学校の特別支援学級
バンコクの日本人学校にはなかよし学級という特別支援学級があるそうです。病院でも早めに学校にアプローチをする事を進められたのでコンタクトした所、日本人学校の担当の方から申込の段取りなどを教えて頂きました。
丁度最近申込が始まったところで、今後個別の事前面談や集団での活動を見たりしながら入級の判定をされるそうです。
海外の日本人学校と日本の大きな違いは、日本人学校はあくまで私立校であり、日本の公立学校と同等の条件設備は整っていないと明言されていることです。また定員もあり、特に日本からの編入希望者の場合、定員に空きがないとなかなか入れないそうです。
インターで特別支援教育を受ける
タイに引っ越しが決まり、色々と調べている段階で、インターという選択肢も考えていました。インクルーシブ教育を進めている学校もあると聞いたため、経験させてみたいなという思いがあったためです。そのため、娘を英語教育の幼稚園に入れました。
一方、英語教育と言っても、日本人の先生も一定いらっしゃって、タイ人の先生も日本語をある程度理解するため、今の所、娘の英語能力は極めて限定的です。日本で英語教室に通っている、位かな?と。日本語が通じて楽しく通えていること自体は結果的には良かったのですが、インターでついていけるレベルになるとは考えにくいです。
病院でも数年後に日本に戻るのであれば日本語教育を受けるべきだとタイ人の先生に言われ、確かにそうだよなと思い、今はこのまま日本人学校に進学と考えています。。機会があって気が向けばインターも見学位は行ってみるかもしれません。
また、入学時期も4月ではないので、通常日本運営の幼稚園からインターに進学する場合、年長の途中で抜けてインターに進学するそうです。娘の場合は英語の問題もあり現実的ではなかったので、もしインターに行きたい場合はまず日本人学校に行き、途中でインターに1年遅れで入学する?という選択肢になるかもと言われました。
上述の通り、日本人学校では定員もあり、またいわゆる支援学校はタイにはないので、インター(の養護学校含む)に通っているお子さんも多いそうです。なお、特別支援教育をしっかり実施しているインターは学費も高いしっかりした学校が多そうです。
一時帰国中に知能検査を受ける
日本人学校の支援学級の申込にあたっては知能検査が必要です。バンコクで受けられる術もあるのかもしれませんが、我が家では日本に一時帰国する際に受けに行こうという事になりました。
ただ、短期間の一時帰国中にうまく予約がとれ受けられる所、後日の結果送付や説明を対面以外で対応してくれる所は意外と少ないので要注意です。
たまたまネットで我々の要望に合うサービスを提供している方を見つけ、今回はお世話になることにしました。
今回Wiscを希望したのですが、本人がなかなか対応してくれなかったとのことで、途中で田中ビネーに切り替えて実施して頂きました。
短時間で娘の特性を見抜いてくださって、「わかるのにこたえようとしていない」所もフォローして頂き、過去の検査より良い結果が出て少々驚きました。
出国前に受けたK式の判定はとても低く、「それはないだろう・・・」という結果だったのですが(他の療育の先生に見せても同様の反応)、自閉の特性が強く試験で実力を出せないと評価されないのかと少し諦めていました。
今回は、問題行動や苦手意識を減らしてどうやって本人の力を伸ばしていくか、という点で色々とアドバイスもしてもらい、伸びしろもあると言ってくださったので有難かったです。
今後はバンコクに戻って、2週間後の知能検査の結果送付を待ち、その後日本人学校で事前面談の予定です。
今回検査を受けにいった所が普段はいかないようなエリアだったので、遊びに行く機会にもなり良かったです。
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