ショートストーリー~家族との夕飯~
登場人物はこちら
リンはビーのキッチンに入ります。
リンはビーのテーブルの上のたくさんの食べ物とワインを驚いたように見ます。
そして、ビーに言います。
「わあ、ビーってたくさんの食べ物を持ってるんだね。」
その言葉にビーが答えます。
「まあね。私の家族が夕飯のために来るから。」
「わぁー、私はいくつかケーキをもらってもいい?」
リンが嬉しそうに聞くと、ビーが厳しい顔で言います。
「ダメ。」
「でもあなたは3個もケーキを持ってるじゃない。」
リンが不満そうに文句を言うと、ビーが言い聞かせるように言います。
「私には3個ケーキが必要なの。」
「それじゃあ、私はワインを一杯貰ってもいい?」
またリンが聞くと、ビーが言います。
「ダメ。」
「あなたにはワインが四本あるじゃない。」
またリンが不満そうに言うと、ビーが言います。
「私にはこのワインが全部必要なの。」
「じゃあ、私はピザを一切れもらってもいい?」
リンが今度は仕方なさそうに言うと、ビーがまた断ります。
「ダメだって、リン。」
「まあいいや。そうだ、今晩の家族との夕飯は何時からなの?」
諦めてリンが聞くと、ビーが言います。
「あー、私の家族は来週来るんだ。」
ビーは話し続けます。
「これは全部私のもの。」
「ええっ?!」
リンが驚いて言うと、ビーが怒るように叫んで言います。
「私には、すごく気難しい家族がいるの!私はストレスが溜まっているの!」
今度は少し落ち着いて言います。
「私には今この食べ物とワインが全部必要なの。」
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