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ショートストーリー~ひどい絵~

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オスカーと彼の友達、ルーシーは公園のベンチで座っています。

オスカーはルーシーの絵を書いています。

そしてルーシーに話しかけます。

「よしっ、あなたはもう絵を見てもいいよ!あなたはこの絵が好き?」

オスカーはルーシーに絵を見せます。

するとルーシーがオスカーに聞いてきます。

「その絵で私の髪の毛が青いのはなんで?」

「僕はたくさんの青い絵の具を持ってるからね。」

オスカーが答えると、またルーシーが聞きます。

「それに私の頭がすごく大きいのはなんで?」

「さあね。あなたの両親に聞いたら。」

オスカーがまた答えると、今度はルーシーが文句を言います。

「わたしの鼻はそれみたいには見えないよ。」

「うん、そう見えるよ!あなたには素敵な鼻があるんだよ!」

オスカーはルーシーの言うことを否定して言いました。

すると、ルーシーがオスカーの言うことを一部だけ認めて言います。

「うん、わたしには確かに素敵な鼻があるけど。」

そして話し続けます。

「でもそれは絵の中ではあまり素敵には見えないね。」

「その絵がほしいの、それともほしくないの?」

オスカーが聞くと、ルーシーは断ります。

「ごめんなさい、でもいいえ、私はそれを欲しくないよ。」

そうしていると、通りかかった男性が立ち止まってその絵を見ます。

そしてオスカーとルーシーに言います。

「その絵は本当にいいですね!私はそれを100ドルで買ってもいいですか?」

その言葉を聞いて、ルーシーはその絵を手に取ります。

そして言います。

「これは私の絵です。そしてこれは200ドルです。」


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鐘田 甘香
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