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ショートストーリー~遅刻魔~

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リンとルーシーは家でテレビを見ています。

ルーシーが時計を見ながらリンに話しかけます。

「あ、今六時半だよ!」

「どうしよう!ビーの誕生日パーティーは三十分後だった!」

リンは慌てて思い出して、急いで出る準備をします。

「遅刻はしたくない!」

そう言うと、リンはバス停まで全速力で走ります。

彼女はバスが去っていくのをバス停まであと1mで着くというところで絶望したような顔で見ます。

「そんなあ~!あれは私の乗る予定のバスだったのに!」

リンはそう言うと、諦めて電話を出して言います。

「はあ、今すぐタクシーを呼ばなくちゃ。」

でも、リンの電話は動きません。

「どうしよう!バッテリーが全然ない!」

そう言うと、リンはビーの誕生日パーティーをするレストランまで急いで走って行きます。リンはそこで準備をしているビーに会います。

「ビー!時間通りに来れたよ!」

「待って、パーティーに参加するみんなはどこにいるの?今は七時だよ!」

リンが不思議に思って聞くと、ビーはパーティーの準備をしながら答えます。

「あなたの招待状には午後七時と書いてあるよ。なぜならあなたはいつも遅刻するからね。」

「私のパーティーは午後八時に始まるの。だから、準備を手伝って。」

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鐘田 甘香
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