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ショートストーリー~日記~
登場人物はこちら
ザリとリリーは学校にいます。
ザリが不安そうにリリーに話しかけます。
「リリー、私はすごく不安なの。私の日記が見つからなくて!」
「それで?」
リリーが聞くと、ザリはさっきは言わなかったことを言います。
「私はミゲルのことを私の日記に書いてるの!」
「ミゲル?私たちのクラスにいる男の子のこと?」
リリーがやっとのことで思い出して言うと、ザリは元気を出して目を輝かせて言います。
「うん!今すぐ日記を見つけなくちゃ!」
「仕方ないなあ。」
リリーがそう言うと、彼女たちはザリの日記を廊下で探します。
リリーは残念そうに言います。
「残念だけど、日記はここにはないよ。」
「今日はツイてないよ!」
ザリがそう言った時、彼女たちはミゲルを見かけます。
彼はピンク色の日記を持って歩いています。
ザリは悲しそうな声で言います。
「そんなあ!ミゲルだ!今日は本当にツイてない日だな。」
「やあ、ザリ。これは君の日記かな?」
ミゲルが聞くと、ザリは迷って言います。
「えっと…違うよ!」
「でもザリの名前が日記に書いてあるじゃない。」
リリーが気づいたことを口にすると、ザリは諦めて言います。
「うん。それは私の日記だよ。でも…」
「心配しないで…僕は君の筆跡が読めないから。」
ミゲルがそう言うと、ザリは安心して言います。
「ああ…良かった。」
「そうだ、映画を今週の金曜日に僕と一緒に見てくれない?」
ミゲルが誘うと、ザリは目を輝かせて言います。
「わあ、見たい!」
ミゲルはザリに微笑んで去ります。
去った後、ザリは嬉しそうにリリーにさっきとは違うことを言います。
「リリー、今日はツイてる日だよ!」
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