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内定先との面談
今日、内定先の会社で面談をしてきた。
はじめに、なぜ私に内定を出してくれたのか懇切丁寧に話してくれた。
新卒で入った会社には自分から理由を聞いて教えてもらったけど、会社側から採用理由を教えてくれたのは初めて。
しかも、入社がまだ確定していない人間に対して対面で、待遇や業務規定についても説明してくれた。
内定を受諾するか否かの話に差し掛かった際、思い切ってまだ他社の選考が残っていること、結果が出そろってから返事をしたいことを相談した。
難色を示されないはずはないだろうし、もしかしたら中途半端な態度でいると内定取り消しになるかもしれない。なんて覚悟していたけれど、びっくりするほど快諾してくれた。
しかも、返事のデッドはいつにしようか?と、他社の選考スピードを鑑みて一緒に考えてくれた。受諾した場合の入社日だって、当初予定していた2月中→3月に変更したい旨を伝えると、これまた快く応じてくれた。一旦3月最初の平日に決めたけど、もし変更したかったら改めて調整しましょうということになった。
こんなに至れり尽くせりで本当にいいのか…?
私が前職で酷い目に遭ったから、会社選びにかなり慎重になっていることをとてもよく理解&配慮してくれる。
面接は3回受けたけど、いずれも圧迫面接とは程遠くて、いつも私が答えやすいよう質問を言い換えてくれたり、安心して働けそうな環境かどうか面接をするたびに気にかけてくれた。
終いには、もしうちの会社じゃなくても、安心して長く働ける会社を見つけるのが一番ですから、なんて言ってもらった。
本当にあり得ないくらい良い会社で、自分にはもったいないと思う。
なのになぜ、内定を即受諾できないかというと在宅制度がないからだ。
私がこれまでに一番長く勤めた会社は、コロナ禍以降在宅勤務に切り替わり、パンデミックが収まった後も在宅が主流だった。業務上出社が必須なのは2ヶ月に1回程度で、あとは家にいることに飽きた時なんかに、「たまにはオフィス近くでランチでもするか」と、気まぐれで出社していたくらい。
働く場所を自由に決められて、しかも出退勤を含めて1日の労働時間も自由だったから、もう一般的な会社の労働規則が窮屈で仕方ない。次に勤めた会社は、完全出勤で1日の労働時間も決められていたから、それだけでかなりしんどくて無理だった。
せめて在宅勤務だけでも取り戻したい。だから、今回の就活で一番譲りたくなかった条件は「在宅勤務制度あり」。そんなわけで、いくら人が良くても渋ってしまう。とはいえ、選考中の企業も制度自体はあるものの原則は出社らしいから、どっちみち諦めるしかないんだけど。
コロナ禍で家でもできると分かった仕事って山ほどあると思うのに、なんで状況が落ち着いたら出社に戻すかなあ、、、。別に働くことは嫌いじゃないけど、とにかく私は出社という行為が嫌いなんだ! と、在宅勤務を経験して分かった。
朝起きるのもメイクするのも面倒だし、天気や絶妙に体調が悪い日なんかは家から一歩も外に出たくない。在宅なら通勤にかかる時間を仕事に充てられるし、家にいる方がアイデアも沸いてタスク管理も情報整理も落ち着いてできる。あと、圧倒的に対人関係のストレスが少ない。
とは言いつつも志望業界上、在宅は諦めざるを得ない気はしていた。それでも譲りたくなくて、就活中は【在宅だけど興味のない職種 vs やりたいけど完全出社の仕事】のどちらを取るか自分の中で散々揉めた。
毎日出社は当たり前にしんどいけど、いくら在宅でも興味のない仕事を続けるのも辛い。妥協点を最後まで絞りきれないまま、どちらの会社に入社するか検討することになりそう(まだ一方は最終面接受けてないけど)。
突然だけど、私の新しい名刺入れを見てほしい!!!(かわいい!!!)
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復職が決まったら、ちょっと良い名刺入れを新調しようと決めていた。
これまでは間に合わせで適当に買ったものや、社会人を一旦卒業した妹から譲り受けたものを使っていたから、名刺入れに思い入れもこだわりもなかった。
社会人9年目になるんだから、そろそろ良いもの使えよ…と自虐してネットで漁った結果、このころんとしたフォルムと留め具のアクセントに一目惚れ。実際に手に取って色味や手触りなんかを確かめたくなって、今日実店舗に足を運んだ。
表参道にある革工房兼ショップで、レジ後方にある売り場よりも広いスペースで、職人さんたちがいろんなレザーアイテムをガンガン手作りしている。
ネット通販には載っていなかったカラーも豊富で、全て一点ものだから特別感があって愛着が沸く。時間の経過によって色が変化したり、光沢感が出てくることを店員さんが丁寧に教えてくれた。使いながらそんな変化も楽しみたい。
(ちなみに私が購入したオリーブは徐々にブラウン味が増してくるそう)
小物は意外とリーズナブルで、予算よりも半額程度の値段で購入できた。働き出したら別の色や形のものもそろえてみたいし、今回は高価で断念したバッグなんかも手に取ってみたい。
新しい環境に飛び込むのは不安だらけだし、やっぱり働くのは面倒だなと感じることもしばしばあるけど、今日みたいに復職に向けてアイテムを新調したり、身なりを整えるのってワクワクする。