[論文]The spread of true and false news online
書誌情報
Soroush Vosoughi et al.The spread of true and false news online.Science359,1146-1151(2018).DOI:10.1126/science.aap9559
笹原和俊先生の『フェイクニュースを科学する』の第1章でも紹介された論文です。
著者情報
Soroush VosoughiさんはCS出身の方で最近は結構LLM関連が多いみたいです
↓研究室のサイト
https://www.cs.dartmouth.edu/~soroush//publications.html
以下のSocail Mediaのサンプルバイアスに関する研究とか面白そうです
要約
フェイクニュースの方が実際のニュースよりも広く、速く、深く、拡散され、その傾向は政治的系のニューㇲでより強くなった
ポイント
・fake newsは意図的な感じがするので、論文内ではfalse newsとしてる。(ここではfake newsにする)
特定のfake newを対象としたのではなく、fake news全般を対象とした。
・拡散の速さを測定した
・アクティブユーザーじゃない人の方が拡散している?
・目新しい(nobel)な方が拡散されやすい
←60分前に見た情報との比較KL情報量で比較、NLPでもできそう?
・fake newsは驚きや不快を、事実は悲しみや期待を呼び起こす
←極性辞書のNRCを使っている。これをyoutubeの分析でも使いたい
疑問
・CCDF用の検定であるK-S検定というものがあるらしいがよくわからなかった
・fact check団体によって真偽が判定されたものが対象となっているので、サンプルに疑義が生じる