FIRE 5年計画 487日目

新総裁誕生を経て

今朝起きると為替と日経平均先物がまあまあな下げを見せていたのでびっくりした。昨日の夜見たときは一度ガクンと下げたのちやや戻しているようにも見えたからだ。為替も同じで円高ではあるものの一定のところで動いているように見えた。

新聞記事を読みながら高市氏と石破氏の違いなどを探れればと思ったけど経済紙ではなく一般紙のせいかそれ程深いところは書かれていない。今後の日経平均などもほぼ記載がない。

少し気になったところとして来週早々10月1日から上がる最低賃金に関することで前首相が目標としていたらしい1500円への引き上げ時期を2030年代から2020年代に繰り上げたことだろうか。働き方改革やら何やらで私が子供のころからは一変し残業も少なくなり週休2日も多くの企業が取り上げられて稼働日数が減った。とは言え、今のところ1日8時間の週5日というのが一般的だと思うので、それで試算すると年間365日で約52週、週5日、1日8時間勤務、時給1500円とすると年収ベースで312万円になる。

今、非正規雇用で安定しない人が多いと聞くがそもそも派遣という働き方をしている人、正社員を敢えて選択しない働き方をしている人も多い。投資で儲けている人が多いとかいうわけではないがそもそも働いていないまたは早期に経済的自立を目指す動きは一定数存在しこれからもそれを目指す勢いは止まらないと思っている。FIREが達成できた人はそれなりに詰め込んで仕事をしているのではないかと、ただ40年間ダラダラ働くのがいいのではなく20年間凝縮してただただため、増やし基盤を築く、そのような生き方もまたアリではないかと思う。そのような中、金融所得税なるものがどのような影響をもたらすのか。又、実際に実行できるのか。非常に気になるところだ。

最低時給の話に戻るとパートやアルバイトであっても仮に時給が1500円になればたとえ非正規であっても十分に生計を立てることや貯蓄、投資などが出来ると思う。そもそも何故非正規だからと言って週の稼働日数を正社員より減らしているのか、働きたい意思があるのに仕事、業務量が少ないため、調整弁的にシフトを減らされているのだろうか。確かに新型コロナのときのアルバイトなどは非常に厳しかったかもしれない。ただ、今は人手不足と言われており正社員よりも責任を負うことがなく働ける環境で時給も都市部では軒並み1000円を超えてきている。確かに今の勤務時間では上記家庭によると年収は200万円程度にとどまってしまうだろう。

しかしそうなったのは一体誰の責任か、就職氷河期っていつまで言いづけるのか、汗を流して働いたことがあるのだろうか。先日三井住友銀行で副業が出来るようになったとニュースで見た。メガバンクでさえこういった対応をとる時代だ。何故副業をしたいのかどれだけ収入をあげたいのか、益々格差がつくじゃないか、私がする副業とは全く違うんだろうな等々、思うところは多々ある。ただ、私はそういった大企業に入ることが出来ず零細企業で日々働き貯金している。投資ではなく貯蓄もしている。投資は損をしてばかりで貯蓄を鈍らせているくらいだ。仮に金融所得税などが出たところで逆に税金が安くなるんじゃないかと思っている。そもそも2割を払っているが私の年収では悲しいかなそんなに所得税はかからない。収入アップがないなか仮に金融資産が増えることがあり、そこで税金が収入に上乗せされて計算されたとてまず2割に届くことはない。それだけ影響が出るような腕力を持っていれば今頃目標など立てずにFIREしているかもしれない。

今日明日と新聞を読みながら不労所得だけで食っている、生産性がない自分だけが儲かる、どちらも羨ましく、また目指したいところではあるけどなれていない以上、今はそういった得をしている人には税金をあげて格差をなくしてほしい。私もいつかそういう手腕を身に着け税金が払えるようになれば貢献したいと思う。ただ、基本的なことだけど、そういうギャンブルのようなことをしなくては老後も安心して暮らせないような日本、定年の延長、社会保険のアップ、加入拡大等、そういった簡単なところから金をむしり取るのではなく夢が見れる日本を見たい。

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