診断出ました。

先日児童精神科の診察があり、この間受けた知能検査の結果と
最終的な診断についてのお話を聞きに行きました。

先日受けた田中ビネーの結果はIQ112で
知的障害はないこと、
そして本人の様子や検査中の心理士とのやりとりから
やはり自閉症スペクトラムであるとのことでした。

正直、発達について悩み始めた1歳過ぎから
ASDであるだろうと思っていたし
診断を受けても「そうですよね」としか思えず
ショックとかもなかったです。

それよりも、私的には知的障害もあるのではと思っていたので
知的障害がないことにびっくりしました。
前回発達検査ではありますが2歳4ヶ月の時点でDQ79でしたので
数値的には大幅に上がったように感じます。

正直、今回の結果によっては療育手帳を発行して
ディズニーでDAS使ってみよう!!とか思っていたので
呑気な私は診断されて一番にえ、療育手帳はどうなるの?
と思ってしまっていました。
結果的にやはりこの数値では療育手帳は取れないとのことでした。

知能検査の結果から、はるは

・数の概念
・語彙
・形

などは得意であること、そして

・耳から聞いて理解すること

が苦手であることがわかりました。
相手から言葉で伝えられたことがわからないときは
おうむ返しになりやすい、もしくは例えば
「冷たい水って言ってください」
と先生に言われると
「コップです」
となんとなくそれっぽいことを連想して答えるけど指示内容が理解できていなかったとのことです。

今までも視覚的な支援の必要性は理解していましたが
改めて検査で苦手さが浮き彫りになり
はるは今まで耳で聞く苦手さ、ハンデがあったのに
なんとか幼稚園のみんなについていって
集団行動とってて偉い、本当に頑張ってたんだなあと思いました。

自分が、全く知らない言語の土地でいきなり学校に通わされて
みんなはわかってるのに自分だけ先生が言ってることがわからないって
疲れるし、しんどいですよね。それを想像すると
息子がどれだけ頑張ってるかが容易に想像できました。
とはいえ、本人は周りを見たり先生に聞いたりしながら
一学期の幼稚園は楽しんで通っていたので
それはそれで結果オーライ、よかったです!

そして、高機能自閉症の子は年中くらいから
周りと自分を比べて、何かと自分ができてない、という劣等感や
なんとかついていこうとする疲労感が
出やすいらしく、登園渋りも起こりやすくなってくるとのこと。

診察後、

はるが自己肯定感高くいられるためには
私はどうしていけばいいんだろう、、

そればっかり考えていました。

次の日集団療育先の先生に診察内容の報告と早速相談。
その先生は幼稚園や保育園、また療育センターの通所の幼稚部の先生を
20年以上されていて、この分野のプロフェショナルです。
かつては佐々木正美先生とも一緒にお仕事をされていたとか、、
私はこの先生が好きです。
なぜなら綺麗事だけではないから。
理想ばっかり押し付けないからです。
障がいのある子を育てる親たちの苦労、子育て、そしてその子育ての
結果どうなっていったか。たくさんの経験値があります。
とっても信頼してる先生です。
その先生がおっしゃるには

「ベースの子育ては普通に褒めて怒って、深く考えないで大丈夫。
 ハルくんは自分でできることがたっくさんあるから
 家庭でも配慮配慮で過ごしていくと、できることの芽を摘んじゃう。
 ただ自己肯定感や自信はこの年少の間に育てなくてはならない一番
 大事な部分。でも家庭の中だと、ただ怒らずに褒めて褒めて持ち上げてったら
 ただのわがままな子になってしまう。だから家庭の中では悪いことは
 悪いってしっかり叱ること。そして、できたことはたっくさん褒める。
 それだけでいいのよ。ハルくんの自己肯定感を育てるのは、私たちの
 役目だし、あまり特性特性がって家庭で意識しすぎると、窮屈な
 子育てになって、二次障害の方が心配になってくるからね。もちろん必要な
 支援(視覚的に)はやる必要があるけど、考えすぎないで大丈夫だよ。
 おおらかに、でもスポットスポットで必要な支援ができれば
 ハルくんは自立して、働いて、そんな人生を歩むと私は想像できるよ」

とのことでした。

ショックは受けてなかったけど、改めて今後の子育てのスタートラインに
たったような気持ちになりました。

ASDの診断は出たけど、それはハルのアイデンティティとして
周りも受け入れ、いずれかは本人もどうすれば生きやすいか
コントロールできるような人になれるように、
そして自分は自分、自分のことが好きな人間になれるような
子育てができるといいなと思っています。
D(障がい)がつくかどうかは環境次第、
親ができるのはその環境整備だと思うので
今後も前向きに、でも確実に?
頑張っていきたいです。





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