堅苦しい現世、明るく陽気な死の世界を描いた、切なく美しい夜の物語『ティム・バートンのコープスブライド』
こんにちは。
もうタイトルでおわかりの方も多いと思いますが、今日はダークでちょっとホラーな作品をご紹介。
もうハロウィンは終わりましたが笑
『ティム・バートンのコープスブライド』
主人公ビクターがひょんなことから死んだ花嫁と結婚の誓いを立ててしまうというお話です。
ロシアの古い民謡をベースに作られた作品とのこと(ただし本人曰く、コープスブライド”死体の花嫁”という言葉にヒントを得たくらいのものだそうです)。
『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』の同じストップモーション・アニメですが、更にキャラクターの表情がリアルで美しいです。
ティム・バートン監督おなじみのジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーターが出演していまして、
ナイトメアと似た独特な世界観、音楽を持っています。
少し意外だったのが生の世界は堅苦しく、死の世界は明るいという対比を描いているところ。
生者は怒り、死者は陽気に踊っている様子が印象的です。
他にも魅力的なシーンはたくさんあるんですが、
特にラストシーン、花嫁が教会から出ていくシーンは
風を受けてベールが揺れる様子、
花嫁を照らす月の光、
そして彼女の去り際の表情が何とも切ない、圧巻のシーンとなっています。
Amazonプライム・ビデオで観ることができます。
少し寂しさを感じる夜にいかがでしょうか。
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