ドッキリチャンネルneo.ver1『ドレミファドン夏ドラマ対抗SP』(2022/7/14放送)
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
私は相も変らぬ毎日を過ごしております。
さて今回から本格的に記事(?)的なものを書いていこうと思います。
その前にまずタイトルの説明からいたします。
1960年代に活躍した作家に「森茉莉」という人物がいました。
彼女はかの文豪、森鴎外の娘であります。
また、彼女の代表作『恋人たちの森』(1961)は、男性同士の恋愛を描いた美少年小説であり、最初のBL小説として扱われることも少なくありません。
そんな彼女は、晩年『週刊新潮』誌上で「ドッキリチャンネル」というテレビ番組及びタレント批評を行っていたのです。
そこからタイトルを拝借したものの、彼女の文体を模倣したり、跡を継げるようなモノでもありませんから、「新」でも「続」でもなく「neo」と名乗らせていただくことにしました。
・・・途中で恥ずかしくなったら変えるかもしれません。
さて記念すべき初回に取り上げるのは、先ごろ放送された『ドレミファドン夏ドラマ対抗SP』(2022/7/14)です。
かつて放送されていたイントロクイズの金字塔『ドレミファドン』を特番化したもので、数年前から各編成期にドラマの番宣を兼ねて放送されるようになりました。
もちろん見どころは、世代を超えて楽しめるイントロクイズ、普段バラエティに出演しない方々が全力でクイズに臨み、楽しんでいる姿だと思います。
今回個人的に特によかったのは、各チームのベテラン俳優枠の方々の魅力があふれていたところです。
手塚とおるのモモノフ、北村一輝のONCE、正解してはしゃぐ遠藤憲一…
手塚とおるは、いわゆる怪演と呼ばれる役の印象が強い俳優ですが、最近(おそらく)『踊るさんま御殿』からそのネガティブすぎるキャラでバラエティに進出してきました。
しかし今回の番組然り、先日突如開設されたTwitter然り、単にネガティブすぎるだけではない、「手塚とおる」の生態を知ることができるのは、これまでミステリアスだっただけに、とてもチャーミングに写りました。
こうしたいわゆるベテランの域に足を踏み入れつつある俳優の方々の「役」としてではない、「素」の魅力に視聴者を引き付ける力を感じた3時間でした。
初回なのできちんと書こうと思ったのですが、力尽きてしまったのでここまでです。
ではまた次回まで、ごきげんよう。