【乳がん治療中】❿入院生活:がん患者の多さよ
手術が終わった
動けなかった長い長い夜が明けた
そっと体を起こしてみる
ゆっくり立ち上がってみる…うん大丈夫!
歩いてみる…全然平気!
トイレもそのまま介助なしで歩いていけたので
点滴以外のあらゆる装備は外された
(点滴も後日すぐ外れました)
常食ご飯の許可もでた
もう腹ペコだったので朝からガツガツ🍴
完食😏
その後廊下でよたよたと点滴棒を持って歩く練習をしていたら向こうの方に夫の姿が。
昨日術後すぐに夫が先生と話した内容を聞く
見える悪いところは全て取り切りました
術中センチネルリンパ検査を念入りにしたが
リンパ節への転移は確認できなかったので
腋窩郭清も当然ありませんでした
多分ホルモン療法でいけるのでは、と
夫もそれを聞いて安堵、さらに地獄から
生還してがっつり完食した私の話を聞いて
更にさらに安心したらしい
晴れ晴れとした気持ちになった
話は変わり、私は4人部屋だった
後から入院された卵巣がんの方が2人ほど
オペを終え、私よりも数段早く退院していった
私はというと術後から10日目で退院となった
割と早い方だったらしく、私よりも早くから
入院していた乳がん友らを追い越す形となった
入院生活で同じ乳がんの友達ができたこと
本当にありがたかった
その後もずっと励ましあいながら各々の治療を続けていくことになったから
ひとつ心残りは隣のベッドの白血病のKさん
抗がん剤で苦しい中、ドナーを探していた
カーテン越しに励ましあった
夜中にお互い眠れなくて話し合ったりもした
(その時は病室は我々ふたりきりだったので。
常にカーテン越しでしたが💦)
退院の時は
『お互い頑張ろうね。私も頑張るから』と
声は苦しそうだったけど、でも暖かく送り出してくれた
家族じゃないから決まりで面会できないけど、
今も心の片隅にはKさんがいて、そして案じています
すべてのがん患者が良い方向に向かったらいいのにな
そんなことを本気で考えた退院の日だった