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精神病家族の話⑦

こんにちは!ちゃーちゃんです。
ご覧いただきありがとうございます!
日々のモヤモヤを吐き出すためにnoteを始めました。

2年後、私は兄と同じ公立中学に進学。

一度、兄が忘れたお弁当を休み時間に教室に届けに行ったことがある。
人の近くにはいた。
近くにいたのは友達だったのだろうか?

その年、大きな事件が。
母の癌が発覚した。入浴していた母が、「胸にシコリがある!」と大慌てで出てきた。
翌日病院へ行くと癌だろうとの診断だった。

まだ新学期が始まったばかり。私達の夏休みに母は入院して手術することになった。手術の時に良性か悪性か確認する、という話だった。

夏休みは、手術日は皆で母に付き添い、その後は兄は受験生なので父と自宅に残り、私と弟は他県にある母の実家にお世話になることになった。

手術は無事成功。腫瘍は悪性だった。母の片胸はなくなっていた。
ここから長い闘病生活が始まる。
癌患者の家族になってしまった。

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