
2024年12月 あなたってどんな人?
私の尊敬するお友達のお仲間が、毎月の振り返りをある程度まとまった文章でインスタグラムに投稿しているそうで、その文章を拝読する機会があった。その文章はその方の日記の内容を振り返ってその月の出来事、自分の考えだったりを記録したものだった。
文章を読ませていただき、定期的に自分の考えた事や出来事をある程度気合を入れた文章を通じてまとめることが、自分の内部にあるものを整理してうまくつきあっていくことにつながると感じた。なので私も毎月何かしらのまとまった文章を書くことを目標にし、この場を月の振り返りと思い出の羅列、今後の目標などなどを文字にする機会としたい。
ということで2024年12月について。
今月の私が何をしていたのかを振り返るとき、外すことができない要素は就職活動だ。
就職活動開始当初は、就活とは有名どころに申し込んで適当に話を作って落ちたり受かったりするダルい茶番だと考えていた。
しかしこれが意外と、自分はどんな人間なのか考える機会になった。私は、こういうふんわりしたことはあまり考えずに、目の前にある分かりやすいことに集中しているタイプだ。なのに、就職活動という「あなたってどんな人間?」という質問を繰り返しされることを通じて、嫌でも考えを深めてしまった。
(実は、様々な思い出や経験たち(就活用語では原体験と言う)が就職活動で消費されてしまうようで本当は秘密にしたい、といつも思っている。本当は心の奥の本棚に大切にしまっておきたいお話を引っ張り出して、知らない人にはきはきと話すことへの違和感は今でもものすごく感じる。まあ慣れたけど。)
過去の経験から言うに私は、周りの人間を結構好きになるタイプの人間だ。クラスでも、サークルでも、研究室でもそうだと思う。ポケモンでいう、なつき度が簡単に上がるポケモン。
特にこの考えを現前させたのは、サークル活動かと感じる。当時の仲間とはなかなか現状会いずらいが、当時はここの人たちと目標に向かって頑張ることやその中で重宝されることが幸せだった。大学のクラスや小中高の友人も常に結構好きだし。
しかしこの結論は普遍的なもののように思える。多くの人は周りの人に大切にされたい/周りの人を大切にしたいという思いをもっているのではないだろうか。
昔ラジオを聴きながら別の作業をしていたら、幸せになるにはどうしたらいいのか、という高尚な話題が聞こえてきた。いろいろ議論があったようだったが、結論としては「周囲の大切な人をその人がしてくれる以上に大切にする」ということになった。(それを聞いたとき私は正直どきっとした。)
何が言いたいかというと、就職しても職場の人を好きでありたい、好きになれる人や尊敬できる人がいる職場で働きたいということ。(⇦おめでたい結論に着地してしまった)
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ここで一つ、研究室の教授のありがたいお言葉を。
「どこに就職することになっても人生はたいして変わらない。人生を変える要素はたったの二つ、事故と病気」
間違いない。60歳近いのに学生以上にアクティブで元気な教授が言うと説得力ある。体があれば人生は前に進むし、もっと言うなら体力があれば多少の不可能は可能になるよね、トレーニング頑張る。(⇦結論それかい)
12月を語るうえで必要な要素がもう一つある。それはカニドラ。
市場で蟹を購入し、蟹を貪りながら日本酒をひたすら流し込む遊び。冬の北陸で温泉を挟んでからの友人たちと旨いものと日本酒を交互に摂取する。これが楽しくないわけがない。
敦賀の市場にてカニ、エビやら塩辛やら。マルエー大聖寺店で買い出し、カニ鍋の資材と日本酒と激臭へしこ。蟹を流水解凍するも溶けきらないまま食卓へ。一升の獺祭、加えて日本酒焼酎ビール。蟹の脚を折るにはコツがある。蟹とカニカマ、食感以外の違い分からず、カニカマはよくできていると知った。ほとんどのカニを無調理で食べ終わってから気づいた、鍋に入れたカニが一番うまいと。大聖寺、九谷焼の重要地名らしい。昼食の定食屋はドカ量で持ち帰り必須。
なんて楽しい時間だっただろう。なんの話をしたのかあまり覚えていないけれど。
「人生に翼はあるのか」
「地に足はついていない」
「地面をすごい脚力で歩くパターンもある」
「私には翼がある」

次回、「大学生活の間にやりたいことリスト」もしくは「2025年2月」