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トービョー日報.9

痴呆糖尿いきなり癌

内視鏡検査は終わった。
色々あったが終わってしまえば笑い話よ。
姪っ子達は引き攣った笑顔だが。。。

後日、ここで一旦俺の仕事が忙しくなり、泌尿器科の検査に同行出来なくなった。
検査内容は尿道から管を入れ、直接膀胱内の腫瘍を見る。コレを聞いた時、父さんは絶対拒否するだろうと思ったが、何故かすんなり受けたらしい。

ここから暫く父さんはトイレで唸る事になる。
そりゃそうだ、部分麻酔はしてるが尿道に捩じ込まれるんだから。💦
排尿時の痛み、出そうで出ないアノ感じ。
確かにそれが続くと俺でも嫌になる。

父さんは、嫌になった。病院そのものが。

父さん「あんな思いするなら、もう病院さ
    だっけいがねぇ!!」

姉が言っても俺が言ってもそして、孫が言ってもガンとして聞く耳を持たない。
そんな日々を過ごす内、検査の日が近づいて来る。今度は呼吸器科。肺。

仕事を抜け出して病気へ行く俺。
何となく嫌な予感がして、先生の話は直に聞きたいと思い駆けつけた。
既に中待合室に居た父さんと姉さんと孫❗️
大人数。ちょっと恥ずかしく、迷惑じゃなかろうかと変な汗が出た。

いよいよ先生と話す時。
既に画面に映っているレントゲンが、何やらオカシイ。片方の肺が1/3潰れて、モヤみたいなのが映っていた。
先生曰く、リンパと肺の中に何かデキモノが有る。そして片肺に水が溜まっていて、抜かなければいけないと。。。
この時、父さんの思考は停止した。




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